ブログを御覧くださりありがとうございます。
司会を担当しております吉村と申します。
人生の思い出深い1ページとなる、挙式・ご披露宴の当日。
司会者として、マイクを握らせていただく度に感じることがあります。
それは、「どのご披露宴にも感動がある。」ということです。
以前、こんなシーンがありました。
新婦様がお色直しへとお進みになる際、一緒に歩きたい方のご指名は、お姉様でした。
お小さい頃は、とても仲の良いご姉妹。
ですが、些細な事で口論となり、そこから約12年、一言も話すことなく過ごされ、結婚のお話も、
新婦様ご本人からではなく、お母様からお姉様へと伝えられたそうです。
新婦様は、「披露宴に来てもらえないのでは・・・」と、不安に思われていたそうですが、お姉様は出席のご返答。
そこで、「是非、姉と歩きたい。昔のように仲の良い姉妹になりたい。この機会に仲直りをしたい。」と、
お色直しのエスコートは、お姉様に決まりました。
当日、サプライズでお姉様のお名前をお呼びしました。
とても驚いたご様子でしたが、戸惑いながらも新婦様のお隣へ。
お姉様が横へと並ばれた際、
「ごめんなさい。来てくれてありがとう。以前のように仲良くなりたい。」
そんなお気持ちを新婦様がご自身のお言葉でお姉様へと伝えられました。
下を向きながら聞いていらしたお姉様に、私から「今のお気持ちを・・・」とマイクを向けると、
「ありがとう。おめでとう。これからもよろしく。」
顔を上げたお姉様は目元を光らせながら、短かな言葉に思いの全てを乗せ、お返事くださいました。
その後、12年ぶりに手を繋ぎ、笑顔でご一緒に歩く仲睦まじいお姿のご披露となりました。
ご親族席のお近くを通る際には、目元から溢れる思いをそのままにし、
誰よりも力強く拍手をしていらっしゃる新婦様のお母様のお姿がありました。
ご披露宴には、この様なドラマティックなシーンや、また心温まる和やかなシーンなど、必ずそれぞれの感動があります。
司会者は、お二人の代弁者。
演出や音楽、何でも結構です。
伝えたい思いや選ばれた理由など、是非、お聞かせ下さいませ。
お二人らしい感動の1日、私をはじめ、スタッフ一同、心を込めてお手伝いをさせていただきます。