アルカンシエルベリテ大阪のブログをご覧のみなさま、
こんにちは、司会の藤川です。
ポカポカと陽射しも温かくなり、ずいぶん春らしい気候になってきましたね。
職場などでは、4月が新しい1年のスタート!というところも多く、気持ちを新たにされている方々もたくさんいらっしゃることでしょう。
先日、私の住んでいる地域の町内会が発足50周年を迎えたということで、町内にあるすべての家庭に記念として、「町内会の名前が入ったタオル」と「紅白まんじゅう」が配られました。
きっと50年くらい、この町に住み続けている地域のおじいちゃん・おばあちゃんが、「この記念になる思い出をみんなで分かち合おう」と考えてくださったのだろうなぁ…と思うと、何だかほっこり、温かい気持ちになりました。
名入りのタオルも、紅白まんじゅうも、最近ではあまり見かけなくなりましたが、70~80歳代のみなさんにとっては周年事業の記念品として当たり前の「定番アイテム」だったのだと思います。
世の中のものは日々、進化を遂げていて、ついつい新しいものに目が行ってしまい、古くからあるものや定番になっているものは、見過ごされがちになっているような気がします。
今回の記念品について、もし私が企画を任されていたら…可愛くて、先日いただいた時にとっても嬉しかった「アイシングクッキー」に数字や自治会の名前を入れてもらう等、今のトレンドを反映した提案をしていたかもしれません。
おそらく、タオルや紅白まんじゅうを配る…ということは思いつかなかった。
でも、定番が定番である意味…それは、長きにわたって、みんなから愛され、喜ばれてきたものであるということ。
だからこそ、タオルと紅白まんじゅうを受け取った私は、ほっこりとした温かい気持ちになったのではないでしょうか。
結婚式の中にも、「定番」となっているイベントや演出がいくつもあります。
なぜ、こんなにも長く、多くの方に愛されているのか…その理由を考えてみると、そこには、ゲストの方に喜んでもらえる結婚式を作るためのヒントが、たくさん隠されているような気がします。
新しいものだけでなく、古き良きものにも目を向けることの大切さを今一度、地域のおじいちゃん・おばあちゃんたちから教えていただきました。