夏に結婚式を挙げても大丈夫?
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、披露宴・ウエディングパーティを実施した月は、7月が7.5%、8月が5.9%でした。決して少なくはない一定数のカップルが夏に結婚式を挙げていることが分かります。暑さ対策をきちんとすれば、夏に結婚式を挙げても問題ありません。
夏に結婚式を挙げるメリット
夏の結婚式には、ふたりにとってもゲストにとっても嬉しいポイントがたくさんあります。まずは夏に結婚式を挙げるメリットについて見ていきましょう。
日取りの選択肢が広がる
一般的に1年の中でも気温が高くなる夏や寒い冬は、結婚式のオフシーズンです。そのため、結婚式を夏に挙げるカップルが少なければ、希望の日取りが選びやすいといえます。大安のような縁起が良いとされている日でも選べる確率が高いでしょう。
また、同時期に結婚式を挙げる人が少ないと、自分達が選べるレンタル品の選択肢も広がる可能性があります。
衣裳や小物類をレンタルする場合に、より多くのアイテムから選べるのは嬉しいですよね。
結婚式費用を抑えやすい
オフシーズンは、結婚式の価格設定そのものが低い場合があります。なかには、夏ならではのお得なプランを用意している式場もあるほどです。基本の費用が抑えられれば、料理や演出といったゲストへのおもてなしにお金をかけられます。手厚くおもてなしをすることで、ゲストに喜んでもらえ、感謝を伝えられるでしょう。
天候が良い
梅雨が明けた後の夏はカラッと晴れる日が多いため、鮮やかな青い空を背景にした映える写真が撮れるでしょう。また青空と緑の美しいコントラストを活かした、ガーデンウエディングのような屋外結婚式も叶います。
ゲストが集まりやすい
夏は夏休みやお盆休みなど、長期休暇を取りやすい時期でもあります。その期間に結婚式を行えば、多忙な人や遠方に住んでいる人を招待しやすいでしょう。
夏に結婚式を挙げるデメリット
夏の結婚式にはメリットがある一方でデメリットも。夏に結婚式を挙げたいと検討しているカップルは、デメリットについても把握しておきましょう。
気温が高く暑い
夏は気温が高いため、以下のような懸念点があります。
- 会場に着くまでに汗をかいてしまう
- ドレスや着物に汗染みができてしまう
- メイクや髪型が汗で崩れやすくなる
女性ゲストは薄手のドレスを着ることができますが、男性はマナー的にジャケットが脱げず、服装での調整がしづらいもの。演出によって屋外で過ごす時間が長い結婚式だと、熱中症になってしまう可能性が考えられます。
急な天候の変化への対処が必要
夏は天気の良い日が多い一方、ゲリラ豪雨に見舞われるといった急な天候不良になる場合があります。屋外での演出が難しくなる他、悪天候によって交通機関が乱れるとゲストの行き帰りにも影響するかもしれません。天気予報では予測しにくいため、天気が変わったときの対応について前もって考えておくことが大切です。
時期によってはゲストが予定調整に困る
夏の長期休暇を利用して、旅行や帰省を検討する人もいます。同じ時期に結婚式の日程が重なってしまうと、予定の調整にゲストが困ってしまうことが考えられるでしょう。
夏の結婚式を成功させるためのポイント3つ
デメリットを踏まえた上でこれから紹介する3つのポイントを押さえれば、夏の結婚式を成功させられます。ゲストが困らないよう、結婚式を行う日時や気温、天候を考慮しましょう。
①暑い時間を避けて行う
夏は14時〜15時頃が1日の中で一番暑いため、その時間帯を避けるよう工夫するのがポイントです。特に、少し涼しく感じられる夕方以降であれば、日差しがない分涼しく過ごせます。
また、もう少し遅い時間を選んでナイトウエディングにするのもおすすめです。過ごしやすいだけではなく、キャンドルを使ったおしゃれで幻想的な演出も取り入れられます。昼間の結婚式とは違った雰囲気をゲストに楽しんでもらえるでしょう。
②ゲストの予定を考慮した日取りにする
ゲストのプライベートを考慮して、お盆や連休の中日を避けた日取りにしましょう。予定が入りやすい時期を避ければ、ゲストが調整せずに済みます。
一方、ゲストが親族のみの結婚式なら、お盆の方が集まりやすい場合も。招待するゲストに合わせて、お盆を避けるかどうかを決めてみてくださいね。
③屋外演出の内容は気温・天候を考慮する
気温が高い夏は、外に長くいられません。そのため、1つの演出のみ屋外で行うといった工夫をすれば、外の滞在時間を短くできます。
また屋外でも快適に過ごしてもらうには、ゲストのドレスコードを脱ぎ着できる軽装にするのもひとつです。さらに、暑さをしのぐためにゲストが屋内外を自由に行き来できるようにすると、そこまで気にせずに過ごしてもらえるでしょう。
天候の急変に備えたプランを考えておくのも大切。傘はもちろん、体を拭くタオルや濡れた体を温めるブランケットを用意しておくと安心です。
夏の結婚式で取り入れたい暑さ対策
夏の結婚式においては暑さ対策が必須。ゲストが快適に過ごせるよう、涼を取れる工夫や汗対策アイテムの準備をしましょう。
ほてった体を冷やせるコールドドリンクを用意する
会場に到着した際や、屋外から屋内に移動した後のために冷たい飲み物を用意しておくと、ほてった体を冷やせます。ドリンクスタンドを置いて、ゲストが冷たい飲み物を自由に飲めるようにするのも良いでしょう。
結婚式場まで快適に移動できるよう配慮する
最寄駅から会場まで少し距離がある場合は、移動するだけで汗をかいてしまいます。ゲストに快適&楽に移動してもらえるよう、送迎バスやタクシーを手配するのもおすすめ。その他、駅近の結婚式場を選んで移動時間を短くするのも良いでしょう。
汗をかいた時に使えるアメニティを準備する
汗をかいたりヘアメイクが崩れたりしたときに使える、以下のようなアメニティを男性・女性ともに用意しておくと喜ばれます。
- 綿棒
- あぶらとり紙
- 汗拭きシート
- 制汗剤
- 整髪剤 など
アメニティがあれば、汗をかいてもスッキリリセットでき、崩れたヘアメイクをキレイに直せます。またトイレやメイクルームに十分なスペースがあると、ゲストが快適にケアや手直しができるでしょう。
なお、人によっては冷房が効きすぎていると感じる場合も。暑さ対策に加えて、ブランケットを用意するといった冷え対策も万全にすることで、ゲストに合わせた対応ができますよ。
夏の結婚式におすすめの演出3つ
暑さ対策も大切ですが、結婚式で夏らしさ、夏ならではの良さをゲストに感じてもらうのもおすすめ。夏の結婚式にぜひ取り入れたい演出を3つ紹介します。
1、夏をイメージさせる「ひまわり・海」モチーフを取り入れる
夏の結婚式には、装花やペーパーアイテムにひまわりを使う演出がおすすめ。ひまわりの黄色が会場を明るく見せてくれます。また、ひまわりの「あなたを幸せにする」といった花言葉が結婚式にはぴったりです。
海を連想させるカラーやアイテムを取り入れるのも良いでしょう。メインカラーをブルーにしたり、貝がら、ヒトデ、白い砂、麦わら帽子といったアイテムを装飾に使ったりすれば、海の雰囲気を出せますよ。ひまわりはブルーとの相性も良いので、海モチーフとうまく組み合わせると、より夏らしさを演出できます。
2、夏の風物詩「花火」を取り入れる
花火も夏らしさを感じられる演出のひとつ。ナイトウエディングであれば、花火の美しさがより映えるでしょう。結婚式の締めくくりに花火を打ち上げる、花火を使ってキャンドルサービスをする、などがおすすめです。
3、夏らしい「料理・スイーツ」を出す
夏が旬の食材を使った料理や、冷製スープのような冷たい料理で、夏を感じてもらうのも良いでしょう。デザートにさっぱりと食べられるシャーベットやアイスクリーム、かき氷を取り入れるのも喜ばれます。
夏の結婚式おすすめの引出物
結婚式に参列してくれたお礼の品として渡す引出物。引出物にも夏らしさを取り入れましょう。夏におすすめの引出物を紹介します。
扇子・うちわ・タオル・手ぬぐいなど
夏に大活躍する扇子、うちわ、タオル、手ぬぐいは、すぐに使えるといった点でゲストに喜ばれる品物のひとつ。さらにタオルや手ぬぐいは、いくつあっても困りません。贈る相手によってデザインを変えると粋です。
溶けにくいお菓子
上品な甘さの水ようかんや、ツルっと食べられる夏のフルーツを使用したゼリーもおすすめです。お菓子を選ぶ際はゲストが持って帰ることを考慮して、重すぎない・常温でも保存可能・賞味期限が長いといったポイントを押さえましょう。
ガラスの食器
ガラスのお皿やグラスは、見た目が涼しく夏らしい品物です。加えて実用性も抜群なので、ゲストに喜んでもらえるでしょう。
万全の対策・演出で、ゲストも喜ぶ夏の結婚式を
夏の結婚式を成功させるには、事前の日取り決めと暑さ対策がカギ。ゲストが暑さで困らないよう気温や天候を考慮しつつ、参加しやすい日程を選ぶことが大切です。また、しっかりとした暑さ対策をすれば、ゲストにも気持ち良く過ごしてもらえるでしょう。夏らしい演出にもこだわると、夏の結婚式ならではの魅力がたっぷり感じられる楽しい時間を過ごしてもらえますよ。
夏に結婚式を挙げられるかお悩みのカップルは、ブライダルフェアに参加するのがおすすめ。アルカンシエルのブライダルフェアでは、プロフェッショナルなスタッフが夏の結婚式における対策や夏らしい演出はもちろん、おふたりらしい結婚式についても親身に提案してくれます。
また、すべての会場が変わりやすい夏の天気でも、安心の全天候型の施設や駅近の会場が多くあることから、ゲストの負担が軽減されるのも嬉しいところです。
まずは気軽にブライダルフェアにお越しください。