結婚式でパンツドレスを着る時のマナーとは?選び方やコーディネートのポイントも紹介
結婚式でパンツドレスを着用する際には、服装マナーをきちんと押さえたデザインを選ぶことが大切です。また、カジュアル感が出すぎないように、小物選びにも気を配ってコーディネートしましょう。本記事では、結婚式で着用するパンツドレスのマナーと注意点について解説します。あわせて、マナーを押さえたパンツドレスの選び方やコーディネートも紹介します。
パンツドレスとは?
パンツドレスの特徴や種類を押さえておくと、結婚式で着用する際にコーディネートしやすいでしょう。まずは、パンツドレスの特徴と種類を解説します。
パンツドレスの特徴
パンツドレスは、パンツスタイルでありながらフェミニンでドレッシーな印象を与えるのが特徴です。シルエットがスッキリしているので、おしゃれでスタイリッシュに見せられます。使われている素材やデザインのバリエーションも豊富。着こなしが簡単で動きやすいのも魅力です。
パンツドレスの種類
- オールインワン(ジャンプスーツ):上下がつながっているデザイン。一枚で着られるのでコーデがすぐに完成します。
- セットアップドレス:上下に分かれていますが、素材とカラーが揃っているワンピースのように見えるデザインが多いです。
【結婚式】パンツドレスのマナーと注意点
結婚式でパンツドレスを着用する際は、服装マナーや結婚式の雰囲気を意識すると同時に、他の参列者へ与える印象にも注意を払いましょう。次に、結婚式で着用するパンツドレスのマナーと注意点を紹介します。
パンツドレスの位置づけ
洋装のドレスは格の高い順に以下の3段階に分けられます。
- 正礼装(フォーマル):アフタヌーンドレス・イブニングドレス(新郎新婦・親)
- 準礼装(セミフォーマル):セミアフタヌーンドレス・ディナードレス(親族・ゲスト)
- 略礼装(インフォーマル):カジュアル過ぎないドレスアップスタイル(ゲスト)
パンツドレスは、準礼装や略礼装にあたりますが、ワンピースドレスと比べるとカジュアルな位置づけになります。
パンツドレスで出席できる結婚式スタイル
パンツドレスで出席しても問題がないのは、ガーデンウエディングやレストランウエディングなどカジュアルな結婚式スタイルです。1.5次会や二次会にもパンツドレスで出席して良いでしょう。
パンツドレスを避けた方が良い結婚式スタイル
パンツドレスでの出席を避けたいのは、格式の高い会場での結婚式。披露宴の参列者にマナーを重んじる親族やゲストがいるかどうかも気にかける必要があります。どんな雰囲気の結婚式なのかを新郎新婦に確認しておくと安心です。
また、ゲストを迎える側の親族や品格を求められる上司として出席する場合、スピーチなどで会場の注目を集める予定がある場合なども、パンツドレスの着用を避けましょう。
パンツドレスで結婚式に出席する時の注意点
結婚式で着用するパンツドレスが、どのような印象を与えるかについても注意を払う必要があります。最近では、フォーマルな場でも女性のパンツスタイルを見かけるようになりましたが、年配の方にはあまりなじみがないスタイルです。そのため、ゲストの年齢層やパンツドレスで出席しても問題がないか、新郎新婦に確認することをおすすめします。
また、セパレートタイプやバイカラーのデザインは、別れを連想させるということから縁起が悪いとされています。セパレートタイプを選ぶ時は、ひとつなぎに見えるものを意識して選びましょう。
【結婚式】マナーを押さえたパンツドレスの選び方
結婚式にお呼ばれした際に着用するパンツドレスは、きちんとマナーを押さえてデザインや素材を選ぶことが大切です。ここでは、結婚式のマナーを押さえたパンツドレスの選び方を紹介します。
ヒールの高さを考えてパンツ丈を選ぶ
ヒールの高さを考えて裾丈の長さを選ぶことがポイントです。裾丈が長すぎるとだらしなく見え、短すぎるとカジュアルな印象を与えます。靴を履かない状態で選んでしまうと、高いヒールを履いた時に裾丈が短く見えることも。当日履く靴と同じ高さのヒールがある靴で試着して、裾丈を見ながら選びましょう。
フォーマルでドレッシーな素材を選ぶ
フォーマルでドレッシーな素材のパンツドレスを選ぶことも大切です。光沢があり上品に仕上がるシルクやサテン、やわらかくフェミニンな印象を与えるシフォンなどの素材がおすすめです。
これらの素材で作られたパンツドレスは、フォーマル感もありながらドレッシーにも見せられます。デザインがおしゃれであっても、綿やニットなどの素材は普段着に見えてしまいがちなので避けましょう。
デザイン性の高いものを選ぶ
地味な装いに見せないために、デザイン性の高いものを選ぶことも大事です。シンプルなパンツドレスは、カジュアルな印象を与えることも。フェミニンに仕上げたいなら、メリハリが出やすいウエストマークがあるデザインや、ギャザーのあるドレープパンツなどがおすすめです。
裾が広めのワイドパンツタイプも優雅に見えます。タイトなシルエットのパンツドレスを選ぶと、大人っぽくスタイリッシュな雰囲気に仕上がります。
【結婚式】マナーを押さえたパンツドレスのコーディネート
結婚式でパンツドレスを着用する際は、小物選びにも気を配りコーディネートを完成させましょう。ここでは、結婚式のマナーを押さえたパンツドレスのコーディネートを紹介します。
ストッキングを着用する
パンツドレスを着る場合でも、結婚式のようなフォーマルな場では、ストッキングの着用は必須です。ワンピースドレスを着る時と同じように、肌色に近いベージュ系を選びましょう。素足が見えなければ問題ないので、ひざ下丈タイプを選んでも良いでしょう。
ヒールパンプスを履く
結婚式のようなフォーマルな場所には、つま先やかかとが隠れるヒールパンプスを履くのがマナー。細めのヒールを合わせると、パンツスタイルでもフェミニンさがプラスされてエレガントに仕上がります。つま先がとがったポインテッドトゥのデザインを選べば、脚長効果が期待できます。
羽織物を取り入れる
パンツドレスには、羽織り物を取り入れて華やかさを出すのがポイント。ボトムスにボリュームが出やすいので、トップスにもボリュームが出てしまわないよう重たい羽織り物を選ぶのは避けましょう。
軽やかなショールを選ぶと、やぼったくならずエレガントな雰囲気に。ジャケットを合わせれば、きちんと感を演出できます。
華やかなアクセサリーやバッグを選ぶ
パンツドレスはワンピースドレスと比べて、やや華やかさに欠けて見えがちなため、アクセサリーやバッグなどの小物で華やかさをプラスしましょう。特に、黒や紺などのパンツドレスを選ぶ時には注意が必要です。
ピアスやイヤリング、ネックレスは大ぶりなものを選べば華やかさがアップします。バッグはスパンコールやビジューが施されたものがおすすめです。
【結婚式】パンツドレスの着用はマナーを守って華やかに
パンツドレスの着用は、カジュアルな結婚式には適していますが、格式高い結婚式では避けた方が無難です。スタイリッシュに見える一方でカジュアル感が出やすい特徴もあります。そのため、結婚式で着用する際は、華やかな印象を与えるデザインや小物を選んでコーディネートするのがポイントです。マナーを守りつつ華やかさも演出して、パンツドレスを着こなしましょう。