結婚式の中座とは?エスコート役の候補案、おすすめの演出やBGMも紹介
中座とは、お色直しをする新郎新婦が一時的に会場から退場すること。中座の時には、ゲストの中からエスコート役を選び、その人と一緒に会場を後にするケースが多いです。本記事では、中座におけるエスコート役の候補案とともに、中座の時におすすめの演出・BGMについても紹介します。
結婚式における中座について
結婚式の中座とはどのようなことを意味するのか、披露宴の中での中座の回数や1回あたりの所要時間、新郎の中座についても解説します。
結婚式の中座とは
中座とは、新郎新婦が披露宴会場から一時的に席を外すことを意味しており、新郎新婦がお色直しをするために中座をするのが基本的な形です。かつては、新郎新婦がふたり一緒に中座するのが主流でしたが、最近は別々に中座するケースが多く見られます。そのため、中座をする際にはエスコート役をつけることが多く、ゲストの中からエスコート役を指名するのが定番になっています。
中座の回数と時間
中座の回数は、お色直しの回数と同等であることが多く、1回だけ行うケースが最も多いです。ただし回数に制限はないため、お色直しを複数回行うなど演出の都合で中座が必要な場合には、複数回行っても問題はありません。
しかしながら、中座を行っている時間は、披露宴会場に新郎新婦が不在となります。そのため、新郎新婦不在の時間が長くなり過ぎないよう配慮しましょう。
お色直しで中座して再入場するまでの所要時間は、洋装への着替えだと15~20分、和装への着替えだと20~30分ほど。ヘアスタイルを変えるかどうかによっても、再入場までにかかる時間は変わります。
また中座は、衣裳を着ている新婦がお手洗いに行ける貴重なタイミングでもあります。お色直しを行わない場合であっても、あえてヘアスタイルや小物のチェンジを行い、一度は中座の時間を確保することをおすすめします。
新郎の中座
新郎新婦が同じタイミングで中座をしてしまうと、高砂席に誰もいない状態になる時間が長くなります。そのため、お色直しにより時間がかかる新婦が先に中座した後、少し経ってから新郎が中座するのが一般的です。
新郎の中座では、エスコート役を付ける場合と付けない場合があります。付けない場合には、ゲストに挨拶をしながら会場を後にします。
結婚式の中座でのエスコート役候補
中座をする際に、誰をエスコート役として選ぶか迷ってしまう新郎新婦も。ここでは、エスコート役をお願いする候補を紹介します。
母親
自分のことを育て、見守ってくれた感謝の気持ちを伝えたいと、エスコート役に選ばれることが多い母親。大人になると、子どもの頃のように手をつないで一緒に歩く機会はなかなかありません。そのため、中座の時間は新郎新婦はもちろんのこと、母親にとっても昔を懐かしく思い出すひとときになるでしょう。
父親
新婦の場合、自分の父親ではなく、「これから宜しくお願いします」という気持ちを込めて、新郎の父親を中座の相手に選ぶことも。新郎側の家族に娘がいない場合には、まるで自分の娘とバージンロードを歩いているかのような雰囲気を楽しんでもらえます。
新郎の場合は、男同士の絆を感じられるシーンに。普段は恥ずかしさから感謝の気持ちを伝えられなくても、中座をきっかけに父親への想いを伝えるといいでしょう。
兄弟・姉妹
兄弟・姉妹に中座のエスコートをしてもらうと、仲の良さにゲストもほっこりし、会場全体が温かい雰囲気に包まれます。中座のエスコート役は1人でなければならないというルールはありません。そのため、3人兄弟など人数が多い場合は、兄弟に囲まれながら中座をしても良いでしょう。
祖父母
おじいちゃんやおばあちゃんをエスコート役に選ぶ人も多いです。祖父母に対して、小さい頃から見守ってくれたことへの感謝を伝えられます。
なかには、大勢の人の前に立って注目を浴びる機会が久々で驚く人おじいちゃん・おばあちゃんもいるかもしれません。しかし、ゲストから祝福されることで次第に笑みがあふれ、ほっこりとした雰囲気に。孫の成長した姿を間近で見られたこと、晴れ舞台に携われたことに喜んでもらえるでしょう。
祖父母が高齢である場合や足が悪くて一緒に歩くのが難しい場合には、中座の際に、祖父母の席に立ち寄っていくと、感謝の想いを伝えられますよ。
親族
親しくしていた叔父(伯父)さん、叔母(伯母)さんがいる場合は、思い出を振り返りながらエスコート役をお願いすると、感謝の想いを伝えられる時間となるでしょう。
また、甥や姪にエスコートをしてもらえば、中座が可愛らしい雰囲気になり、会場全体が温かい空気に包まれます。ただし、甥・姪の年齢や性格によっては、いきなり大人数の前に出るのが恥ずかしくなってしまうことも。事前に、甥・姪の親に中座のエスコート役を引き受けてもらいたいと相談を入れておきましょう。
友人
新郎新婦と青春時代を一緒に過ごした友人や、苦楽をともにしてきた友人をエスコート役に選ぶことも。例えば、幼なじみや学生時代の部活・サークルの仲間などがエスコート役に指名されることが多いです。
友人との中座であれば、その周りにいる友人も一緒になって中座を盛り上げてくれるので、自然と中座の雰囲気が明るく楽しくなるでしょう。
中座時におすすめのBGM
中座をする時に流すBGMにもこだわりましょう。新郎新婦がそれぞれ中座を行う場合には、BGMは2曲セレクトします。ここでは、中座のBGMとしておすすめの楽曲を紹介します。
また、BGM選びの際は、事前に結婚式場に著作権に関連するルールを確認してから、BGM選びをスタートさせましょう。例えば「音源持ち込みは可能か。不可の場合、会場が持ってる音源のみ使用可能なのか」「持ち込みの場合、音源の形式に制限はあるか(CDは対応可能だがデータは不可など)」「再生タイミング(サビから再生)の指定は可能か」などが挙げられます。
感謝の想いを伝えるBGM
中座のエスコート役を引き受けてくれた人に、感謝の想いやこれからも見守っていて欲しいという想い伝えたい場合には、その想いが歌詞に表現されている曲に人気が集まります。
・ありがとう(いきものがかり)
・未来へ(Kiroro)
・ママへ(AI)
・MOTHER(SEAMO)
・ありがとうの輪(絢香)
ほのぼのとしたBGM
新郎新婦とエスコート役の関係性によっては、中座の時間は新郎新婦との温かい絆を感じられるひとときに。そんなほっこりとした雰囲気にマッチする曲を選ぶのも良いでしょう。
・にじいろ(絢香)
・家族になろうよ(福山雅治)
・Butterfly(木村カエラ)
・Family Song(星野源)
・少年時代(井上陽水)
明るく楽しい雰囲気のBGM
友人との中座などで、会場を明るく楽しい雰囲気にしたい場合には、BGMも明るい雰囲気の曲を選びましょう。友情がテーマの曲もおすすめです。
・キセキ(GReeeeN)
・Best Friend(西野カナ)
・R.Y.U.S.E.I.(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)
・小さな恋のうた(MONGOL800)
・Call Me Maybe(Carly Rae Jepsen)
結婚式の中座時におすすめの演出
中座で新郎新婦が席を外している間、ゲストには楽しく有意義な時間を過ごしてもらいたいもの。ここでは、新郎新婦の中座時におすすめの演出を紹介します。
一方、中座の時間は、ゲストに料理を楽しんでもらったり、お手洗いに行ってもらったりなど、各々でゆっくりと過ごしてもらう時間でもあります。そのため、たくさんの演出を入れ込み過ぎないことも大切です。
ムービーの上映
新郎新婦のプロフィールムービーや思い出ムービーの上映は、中座時の演出として人気が高いです。ムービーを見ながらでも料理や会話を楽しめる、という点が理由として挙げられます。ムービーの中にゲストの写真を入れ込めば、テーブルでの会話が盛り上がり、より楽しい歓談時間になるでしょう。
生演奏
楽器の生演奏をゲストに聴いてもらう演出もおすすめです。新郎新婦とゲストの思い出の曲を演奏してもらうと、ゲストも懐かしい想いに浸れます。じっくりと演奏を聴いてもらうのも良いですが、生演奏を歓談中のBGMとして使うのも良いでしょう。
自分達らしい中座で思い出に残る結婚式を
結婚式でお色直しなどを行うためにする中座。中座をする際は、誰にエスコートしてもらうのか、どんなBGMを流したいのかなどを考えながら、感謝の想いを伝える素敵なひとときにしたいですね。
また中座の間にどんな演出をすればゲストが楽しめるか、リラックスしてもらえるかを考えることも大切です。自分達らしい中座を考え、新郎新婦・ゲストともに思い出に残る結婚式にしましょう。
結婚式を成功させるには、式場スタッフの対応も重要なポイントです。アルカンシエルでは、プロフェッショナルなスタッフがブライダルフェアから対応します。カップル1組に対して専属プロデューサーが1人つき、会場案内や相談会の対応を丁寧に行っています。また、結婚式に関する要望や疑問点を、スタッフに直接質問できるのも魅力です。中座の回数やエスコート役の選び方、おすすめの演出などについて不明点がある場合も、お気軽にご相談ください。