結婚式の打ち合わせとは
結婚式の打ち合わせとは、挙式を決めたふたりが結婚式場のプロデューサーと、挙式スタイルや演出、料理といった結婚式にまつわるさまざまなことを決めるために行うもの。理想の結婚式を挙げる・成功させるためには不可欠です。結婚式場によっては、プロデューサーだけではなく、司会者・装花担当・カメラマンとも打ち合わせを行います。
結婚式の打ち合わせの基本【開始時期・回数・時間】
続いて打ち合わせの基本を押さえていきましょう。打ち合わせの開始時期、回数や時間などを把握しておくと安心です。
打ち合わせを始める時期はいつから?
1回目の打ち合わせは、招待するゲストが決まる、結婚式の3〜4ヵ月前に行うケースが多く見られます。ゲストの把握ができてからないと、披露宴会場のレイアウト、料理や引出物の数が決められないためです。また、引出物商品の入れ替えもあるので、あまり早くに決めると準備が二度手間になってしまいます。
打ち合わせが始まるまでに以下の準備をしておくと、よりスムーズに進められます。
- ペーパーアイテム、演出のイメージを固める
- プロフィールを作成する
- 招待するゲストとその人数を決める
打ち合わせの回数・所要時間は?
打ち合わせを何回するかは結婚式場にもよりますが、1ヵ月に1回のペースを目安に計3〜4回行われるケースが一般的です。ただしこだわりを詰め込んだ結婚式だと、さらに回数が増える場合があります。打ち合わせにかける時間は、1回あたり2〜2時間半程度。結婚式が近づいてきて決める内容が多い場合は、4時間以上かかることも珍しくありません。
打ち合わせの参加者
打ち合わせではふたりの意向が示せれば良いので、ふたりでもどちらか1人の参加でも問題ありません。打ち合わせの前にふたりで十分に話し合い、必要なことが決まっていれば、どちらか1人が参加して担当プロデューサーに伝えます。
ただし、衣裳を決める際はふたりでの参加がおすすめ。衣裳を着た姿を見て感想や意見をもらえたり、写真を撮ってもらえたりするためです。パートナーの都合がつかない場合は、家族や友人と参加するのも良いでしょう。
打ち合わせに行く際の持ち物・服装
打ち合わせ内容をメモするノートや筆記用具、日程確認に必要なスケジュール帳などを持って打ち合わせに行きます。もしスマホアプリで管理している場合はスマホがあれば十分です。打ち合わせの服装には特に決まりはないため、カジュアルスタイルでも問題ありません。ただし、打ち合わせ場所が結婚式場であることを意識し、露出が多めの服やダメージデザインの服は避けてください。
【挙式日4ヵ月前】結婚式の打ち合わせでやる・聞くこと
ここからは時期別に打ち合わせでやること・聞くことを紹介します。以下を参考にして、打ち合わせ参加時のイメージを膨らませましょう。挙式4ヵ月前は、衣裳の候補選び〜決定、当日のおおまかな流れの確認などを行います。
招待状の準備
招待するゲストリストの作成や提出、招待状のデザイン、差出人、文面、発注部数、発送日と返信期日の決定を行います。自分達で招待状を手作りする・外注する場合はその旨を伝えて、書き方や日程の相談のみ行いましょう。
当日の流れを確認
結婚式当日の挙式・披露宴の基本的な流れの確認を行います。基本の流れを踏まえた上で、どのような流れにしたいか希望を伝えましょう。
衣裳の進捗報告〜決定
衣裳探しは結婚式の打ち合わせよりも先に始めるのが一般的。人気の品は予約が埋まりやすく、また衣裳のイメージが会場のコーディネートやヘアメイクを左右するといった理由からです。この打ち合わせまでに衣裳を決めているのが理想です。もし衣裳が決まっていたらその旨を伝え、まだの場合はいつぐらいに決まるかを伝えましょう。
【挙式日2ヵ月前】結婚式の打ち合わせでやる・聞くこと
2ヵ月前には、結婚式の中身を少しずつ具体化していきます。理想とするコーディネート例などイメージに近い画像を持参すれば、自分達の希望が伝わりやすいでしょう。
披露宴の内容・会場コーディネートの決定
披露宴をどのようなプログラムで進行するか、どんな演出を入れたいかを伝えます。希望を踏まえてタイムスケジュールを決めましょう。
披露宴会場のコーディネートは、花嫁が持つブーケや、高砂・ゲストテーブルに飾る花などの装花との相性を見て決めるのがポイント。花の色に合わせてテーブルクロスやナフキンなどを決めます。もし理想のイメージがあれば、画像を見せながら相談するとスムーズですよ。
料理・ウエディングケーキ・引出物の決定
ゲストに楽しんでもらう料理やドリンクに加え、ケーキカットを行う場合はこのタイミングでウエディングケーキも決めます。イメージがある場合は画像を持参するのがおすすめです。引出物、引菓子、プチギフトを決める際は、品物に加えて、全員同じ物にするのか人によって変えるのかも伝えましょう。
写真・動画の種類について相談
結婚式当日の様子を撮影するカメラマンの手配はもちろん、フォトアルバムやDVDなど、どのような形で記録を残すかも決めましょう。仕上がりをイメージするために、見本を見せてもらうのがおすすめです。
【挙式日1ヵ月前】結婚式の打ち合わせでやる・聞くこと
結婚式の1ヵ月前は、検討していたものの最終決定・確認が打ち合わせの主な内容です。ゲストの参加人数も分かる時期なので、ゲストの座席も決めます。
結婚式内容の最終確認・本決定
結婚式の内容・衣裳・料理などの最終決定をします。発注が必要な物はこのタイミングで行いましょう。司会者とも打ち合わせをして、どのように結婚式を進行するか、何を紹介してもらうかを話し合います。
衣裳の最終確認とヘアメイクリハーサル
衣裳を確認するための最終フィッティングを行います。衣裳と合わせる小物はこのタイミングで決めましょう。衣裳の着用に併せて、結婚式当日のメイクや髪型を決めるヘアメイクリハーサルも行い、仕上がりを確認してくださいね。
席次表の提出
返送された招待状をもとに、ゲストの席を決めて席次表を提出します。
【挙式日2週間~10日前】結婚式の打ち合わせでやる・聞くこと
挙式直前にやることは最終チェックがメイン。決定事項に変更がないかに加え、結婚式の支払いについても確認しておきましょう。
決定事項の変更有無・結婚式当日のスケジュール確認
決定した座席やアイテムの数に変更がある場合はこのタイミングで伝えます。併せて、当日のスケジュールの最終確認も行いましょう。
持ち込みアイテムのチェック&提出
当日会場に持ち込むアイテムや、BGM用の音源など事前に提出が必要な物がある場合は、このタイミングでチェックします。アイテムによっては、いつ持ち込むのが良いかを確認しましょう。
見積書の受け取り
最終的な見積書を結婚式場から受け取ります。その際、支払い方法や支払いのタイミングも確認しましょう。
結婚式の打ち合わせにまつわる疑問
打ち合わせをするにあたり、いろいろ疑問は出てくるもの。ここでは、打ち合わせにまつわるよくある疑問を紹介します。
打ち合わせの連絡がないけど大丈夫?
結婚式の初回打ち合わせは、結婚式当日の4ヵ月前くらいから行われるケースが多く見られます。本契約してから打ち合わせ開始までは間が開くものなので、連絡がないと心配しなくても大丈夫です。もし気になる場合はプロデューサー宛に連絡し、日程を確認してみてください。
住んでいるところが遠方だけどリモートではだめ?
遠方のため結婚式場に出向くのが困難な人に向けて、式場によってはリモートでの打ち合わせを導入しているところがあります。演出やアイテムもリモートで選べ、対面と変わらない内容の打ち合わせが可能です。最初の段階で、リモートでの打ち合わせ可否を確認しましょう。
親同伴でも良い?
基本的に、打ち合わせに親や家族が参加しても問題ありません。客観的に見て意見をもらえる他、ふたりの希望に理解を示してくれたり、意見が通りやすくなったりすることもあります。ただし、親の同伴が可能かどうかは式場にもよるので、事前に確認しておきましょう。
パートナーと喧嘩になってしまったら?
打ち合わせを重ねる中で、意見が食い違ってふたりが喧嘩してしまうことも。そのときは決して感情的にならず、なぜ喧嘩になったのか原因を考えましょう。そして相手の立場になって考え、歩み寄る努力をすることが大切です。すぐに気持ちを切り替えられないときは、無理せず時間を置いてみてください。
打ち合わせの時期や流れを理解して、結婚式準備をスムーズに
結婚式の打ち合わせは式の3~4ヵ月前から始まり、計3~4回行うのが目安です。時期ごとに相談・決定する内容は異なります。事前におおよそのスケジュールを把握しておけば、準備の目処が立ちやすいでしょう。結婚式場のプロデューサーと話し合い、親・ゲストに感謝を伝えられる理想の結婚式を準備しましょう。
アルカンシエルでは、ブライダルフェアからプロフェッショナルなスタッフがおふたりの希望を丁寧にヒアリング。入念な打ち合わせを重ねながら最高の1日を作るためのお手伝いをいたします。また、結婚式の打ち合わせはもちろんリモートでも対応可能。さらにはアプリの活用で、ご自宅でも商品アイテムを選べたりと便利なシステムもあるため、忙しいおふたりでも安心です。