結婚式までの基本的な流れとは?プロポーズ後に行うことをまとめて紹介
いよいよ結婚に向けて動きだそうとするカップルが、最初に悩む事の1つが結婚式までの段取りです。漏れなく円滑に進めるためにも、ふたりでしっかり計画を立てて進めていきましょう。今回は、プロポーズから結婚式を行うまでの基本的な流れを詳しく紹介します。
結婚式までの流れ①お互いの親に挨拶をする
プロポーズで互いの結婚の意思を確認したらまず行うこと、それはお互いの親への挨拶です。ここでは挨拶に伺う際の準備やマナー、流れを解説します。
挨拶に行く前の準備
結婚が決まったら、まずはお互いの親にふたり揃って結婚の挨拶をしに行きます。ただし、何の前触れもなくいきなりパートナーを連れて挨拶に行くと親も驚いてしまうのでで、事前にパートナーを連れて訪問することは、伝えておきましょう。
その際、都合の良い日時や場所についても確認してください。実家に伺うケースが多いですが、場合によっては実家以外の場所で待ち合わせをするパターンもあります。なお、挨拶にいく順番は、女性側の実家に行ってから、男性側の実家に行くというケースが一般的です。
訪問時のマナー
訪問時の服装は清潔感が第一。落ち着いたファッションが良いでしょう。男性であればスーツやジャケットスタイル、女性であればワンピースなどがおすすめです。カジュアルすぎたりルーズな印象を与える服装は避けましょう。
手土産も持っていくと印象が良いでしょう。お菓子やお茶などを持参する人が多いです。自分の出身地や住んでいる地域で人気のアイテムは、会話のきっかけにもなるのでおすすめ。なお、あまり高額だと相手に気を遣わせてしまうため、数千円程度の予算で用意しましょう。
当日の流れ
当日は約束の時間に遅れないように注意しましょう。実家に訪問する場合には、玄関でまず挨拶をします。第一印象で良いイメージを持ってもらえるよう、明るくはっきりと話すことが大切です。部屋に通していただき、家族が揃ったら手土産を渡します。
その後は、自分の紹介などをしながら、相手の家族と歓談します。パートナーの親は子どもの結婚相手がどのような人か気になっているはず。その不安を解消できるよう、自分がどのような人間なのか知ってもらえるような話をしましょう。
最後に、改めて結婚の挨拶をします。挨拶が終わったら後は頃合いを見て長居せず帰るのが一般的です。ただし、食事などに誘われたらご一緒させてもらいましょう。
結婚式までの流れ②両家顔合わせ・結納を行う
お互いの親への挨拶が終わったら、両家顔合わせや結納を行います。どのような段取りで進めれば良いのか、マナーや注意点などを見ていきましょう。
「両家顔合わせ」「結納」とは
両家顔合わせとは、結婚するふたりそれぞれの家族(親)が初めて顔を合わせる機会のことです。会場は料亭やレストラン、ホテルなどを選ぶ人が多いです。
結納は、正式に婚約を結ぶ儀式のことを言います。会場は料亭やホテルなどの他、女性側の自宅で行うこともあります。2つは非常に似ていますが、両家顔合わせはよりフランクな雰囲気で、結納は形式に則った段取りをとります。
事前に行うことと注意点
まずは、両家顔合わせを行うのか結納を行うのかを決めましょう。なお、ふたりだけで相談して決めるのではなく、両家の意向を組んで決めることが大切です。
どちらのスタイルを取り入れるのかが決まったら、双方が出席できる日程を確認し調整します。また、費用を誰がもつかも必ず事前に決めましょう。両家顔合わせの場合、両家で折半をするケースが多いです。結納の場合には、地域差があるため、親の意向も確認しながら決めていきましょう。
日程の調整や内容のすり合わせなどができたら、会場を決めて予約します。会場によっては「両家顔合わせプラン」「結納プラン」など、便利なプランが用意されている場合もあるので調べてみてください。
両家顔合わせのポイント
両家顔合わせには特に決まった流れはありません。一般的には、料亭などで会食をしながらお互いのことを知るための歓談を楽しみます。
また、結婚式の時期や場所などについて相談したいことがある場合には、この機会に話題にすると、両家の意見交換がしやすいでしょう。ただし、あまりにも意向が違った場合、せっかくの両家顔合わせが重たい雰囲気になってしまうことも。そのため、結婚するふたりが中心となって、軽く事前ヒアリングを行い、直接の場で話題にしても問題なさそうか見極めましょう。
結納のポイント
結納には、仲人が両家を行き来して結納品などのやり取りをする「正式結納」と、結納当日にその場でやり取りする「略式結納」の2種類があり、現在は略式結納を行う家族が多いと言われています。
結納は進行や用意する物に関して、地域差が多い儀式の一つ。実施する場合には、両家の意向も踏まえながら事前にすり合わせをしっかりと行いましょう。
結婚式までの流れ③入籍・結婚式の日取りと結婚式場を決める
家族同士の対面が完了したら、いよいよ結婚式に向けて具体的に動き始めます。入籍日や結婚式の日取りを決めるポイント、結婚式場の選び方を紹介します。
入籍日を決めるポイント
入籍は結婚式当日、もしくは結婚式前に行うことが多いでしょう。記念日をまとめたい場合には、入籍日と結婚式の日付を同日にするのがおすすめです。
また、こだわりの入籍日がある、あるいは希望の結婚式場の予約が半年以上先などの理由で、先に入籍だけ行うというカップルもいます。日にち自体は、縁起の良い日(大安・一粒万倍日など)、ふたりの記念日、語呂の良い日、イベントの日(クリスマス・バレンタインなど)など、多様な選択肢があるので、ふたりで納得のいく日を選びましょう。
入籍日を決めるとともに、婚姻届けの準備も忘れずに進めておきましょう。事前書類の準備や証人欄への署名などが必要なため、早めに婚姻届けを入手して準備を進めることが大切です。また、入籍にともない苗字が変わると、運転免許証の更新やクレジットカードの名義変更など、必要な手続きがたくさん出てくるため、合わせて確認しておきましょう。
結婚式の日取りを決めるポイント
結婚式の日取りは2人だけでなく、両家の親にも相談しながら決めていきましょう。特に親族・ゲストが自営業の場合は休みが取りづらい場合もあるので、早めに相談して日取りを決めることが大切です。
なお、縁起の良い日(大安など)は、式場の予約も埋まりやすいため早めに行動することが重要です。縁起の良い日など人気のある日を挙式日にしたい場合には、1年以上前の予約を心がけておきましょう。
結婚式場の選び方
結婚式場の選び方にはさまざまなポイントがあります。会場の雰囲気、広さ、予算など、どれも素敵な結婚式を挙げるためにはこだわりたいところです。また、会場装飾も確認のポイント。SNS映えを意識して、フォトジェニックな結婚式場に憧れをいだくカップルも多いでしょう。おしゃれなウエディングフォトが撮れる結婚式場を選ぶというのも1つの方法です。
ブライダルフェアに参加すると結婚式場の様子がよくわかるので、積極的に参加して、比較検討してみましょう。
また、コロナ禍の結婚式の場合には、新型コロナウイルス感染防止対策がしっかり取られている結婚式場かどうかもしっかりと確認を。新郎新婦がゲストを安心して迎える環境が整っているかどうかは大切な視点です。
結婚式までの流れを理解し具体的に動き始めよう
結婚の意思が固まったら、結婚式までに行うべきことを整理し、一歩一歩着実に進めていきましょう。スムーズに進めるには、流れをしっかり理解し、行うべきことを一つ一つ丁寧にクリアにしていくことが大切です。結婚するふたりの意思はもちろんのこと、両家の意向などにも耳を傾けながら、ふたりの結婚式が素敵な思い出になるよう、具体的に動き始めてみてくださいね。