「ブライダルハンカチ」の選び方とは?マナーや使い方も紹介
ブライダルハンカチは新郎新婦の涙や汗をぬぐう必須アイテム。結婚式に合う素敵な一枚を用意したいですね。そこで今回は、ブライダルハンカチの概要と、使い方・マナー・選び方を解説。また、おしゃれなブライダルハンカチのアイディアや購入できる場所なども紹介します。
結婚式の必須アイテム!ブライダルハンカチの基本
結婚式の際、ハンカチを使うシーンは意外と多いものです。まずはブライダルハンカチの用途や、その必要性を説明します。
ブライダルハンカチとは
ブライダルハンカチとは、新郎新婦が結婚式で持つハンカチのこと。ウエディングハンカチとも言います。結婚式で涙や汗をぬぐったり、口元を拭いたりする際に使うものです。単なるハンカチではなく、結婚式にふさわしいデザインや材質のものを特別に用意します。
ブライダルハンカチの必要性
結婚式では、意外にハンカチを使うシーンが多くあります。新郎新婦は結婚式の主役です。多くの人に注目されて緊張で汗をかいてしまったり、友人の挨拶や親への手紙といった場面で感極まって涙したりすることもあるでしょう。このようなときにハンカチがあれば、メイク崩れを防ぎながら汗や涙を押さえられます。
他にも、料理を口にした際に口元をぬぐったり、咳やくしゃみを抑えたりなどにも活用できます。ブライダルハンカチは忘れがちなアイテムですが、結婚式をより素敵なものにするためにも必ず用意しましょう。
ブライダルハンカチの選び方&マナー
続いては、ブライダルハンカチのマナーと合わせて具体的な選び方を見ていきましょう。ブライダルハンカチは結婚式という特別な場面で使用するものだからこそ、意識したいポイントがあります。
素材:シルクやコットン
ブライダルハンカチの素材はシルクやコットンが一般的です。結婚式ではドレスに合わせてシルク素材が良いとされます。シルクなら高級感や上品な雰囲気を演出できるでしょう。また、コットンは吸水性が良く涙や汗を拭き取りやすい機能性の高さが魅力です。なお、タオルハンカチはカジュアル感があり過ぎるので避けてください。
色:白が基本
ブライダルハンカチの定番カラーは白。白は清潔感・上品さがあり、白いウエディングドレスとの相性も抜群です。ただし、白と一口に言っても色味はさまざまです。純白もあれば、やわらかなオフホワイトのハンカチもあります。印象がバラバラにならないようにドレスに色味を合わせるのがおすすめです。
デザイン:上品でシンプルなもの
ブライダルハンカチは華美になり過ぎない、シンプルなデザインが望ましいでしょう。色物や柄付きのものは、ハンカチが目立ちすぎるので避けた方が無難。新郎の内ポケットに入れることもあるため、衣裳をスッキリ着こなせるようあまり厚みがないものがおすすめです。
繊細な刺繍やレースなど、上品なアクセントが効いたものならほど良く特別感が出せます。ドレスのデザインなどに合わせつつ、着こなしに違和感なく溶け込むデザインのものを選んでください。
枚数:2~3枚
ブライダルハンカチは、花嫁と花婿それぞれの分を複数(2~3枚)用意します。ブライダルハンカチを介添人に預けたり、高砂席(テーブル)に置きっぱなしにしたりすることも。使っているうちにファンデーションや口紅で汚れることもあるので、替えが必要です。2次会がある時は、その分も準備しておくと安心できます。
ブライダルハンカチの使い方
ブライダルハンカチは結婚式に合わせた使い方をすることが大切です。ここでは、ブライダルハンカチを用意しておく場所や実際の使い方などを説明します。
介添人に預ける
結婚式の衣裳を着用した上で、ハンカチを出したりしまったりするのは難しいものがあります。特にウエディングドレスはハンカチを収納できるつくりではないため、身に着けることも不可能です。
ブライダルハンカチは新郎新婦が携帯せずに、介添人など近くにいる人に預けて必要に応じて渡してもらいます。または、高砂席の飾り付けの裏に見えないように置くなど、近くに用意しておいてもOK。新郎のタキシードには内側にポケットもたくさんあるので、新婦にすぐに差し出せるよう、新郎が持つのも良いでしょう。
ハンカチは畳んだまま広げない
ブライダルハンカチは広げず、畳んだキレイな形のままで使いましょう。ぎゅっと握りしめて、ハンカチをしわくちゃにしたりしないように注意です。
そっと肌に当てる
汗をぬぐうときは、形を崩さないようにそっとハンカチを持ち、ごしごしこすらずに肌に押し当てて水分を吸収させます。涙をぬぐうために目頭を押さえたい場合は、ハンカチの角を使ってそっと押さえましょう。品のある仕草で見た目も上品です。
おしゃれなブライダルハンカチのアイディア
使い方や選び方が分かったところで、おしゃれなブライダルハンカチのアイディアを紹介します。新郎新婦でペアのデザインにしたり、刺繍を入れたりしても素敵です。
新郎新婦でペアのデザインのものを持つ
新郎新婦でペアデザインのブライダルハンカチを持つと素敵です。同じデザインのもの、リンクしたデザインのものなどがおしゃれですね。ブランドを揃えるだけでも統一感が出ます。写真に写ることも多いブライダルハンカチ。ふたりでお揃い感を出すとよりまとまりが生まれるでしょう。
新郎新婦のイニシャルを刺繍する
変わらぬ人気があるのは、新郎新婦のイニシャルを刺繍したブライダルハンカチです。シンプルに単色で仕上げる他、何色か使ったり、小花のモチーフでイニシャルを表現したり、いろいろなデザインでさりげない個性を演出できます。
結婚式で花嫁が身に着けると幸せになるという「サムシングフォー」の中の「サムシングブルー」を意識して、イニシャルやモチーフを青色で入れるのもおしゃれです。なお刺繍を特注する場合は、出来上がりまで時間がかかることが多いので、結婚式に間に合うよう早めに手配しましょう。
メッセージを刺繍する
結婚式の日付とともに、特別なメッセージを刺繍したデザインもブライダルハンカチにぴったりです。お互いへの気持ちや未来への抱負などを刺繍すれば、世界に1つしかないスペシャルなアイテムに。結婚式が終わった後も良い思い出の品になるでしょう。
ブライダルハンカチを購入できる場所
最後にブライダルハンカチを購入できる場所を紹介します。ウエディング用アイテムはブライダル専門店での購入またはレンタルが一般的ですが、ブライダルハンカチは百貨店や通販などで購入する人が多いようです。それぞれの特徴やメリットを紹介します。
百貨店
購入場所に迷ったら、百貨店で白のハンカチを選ぶのがおすすめです。百貨店はさまざまなブランドのハンカチを取り扱うため、好みのものを見つけやすいことがメリット。不安な場合は、スタッフに相談すれば適切なハンカチを選んでくれるでしょう。
通信販売
カタログやインターネットの通信販売でブライダルハンカチを購入する方法も1つです。ハイブランドやハンカチ専門店など、さまざまなネットショップから商品を探せるため、より自分の好みや希望に合うブライダルハンカチを見つけられる可能性があります。ただし画像だけで選ぶことから、届いた実物がイメージと異なる場合もあるので注意が必要です。
手作り
シンプルな白のハンカチを購入し、刺繍を施すなど手作りするのもおすすめです。手作りなら、世界で1枚だけのオリジナルのハンカチになり、一生の思い出にできるでしょう。アルファベットのレースワッペンといったアイテムも販売されているので利用してみてはいかがでしょうか。
ブライダルハンカチで結婚式の気持ちをさらに盛り上げよう
ブライダルハンカチは、結婚式という特別な日をともに過ごすアイテムです。デザインや素材などを吟味しながら、特別な日にふさわしいこだわりのハンカチを用意したいですね。素敵なブライダルハンカチで結婚式の気持ちを高め、ゲストに感謝の気持ちを伝えましょう。