日常メイクとブライダルメイクの違いは?当日後悔しないためのオーダー方法も
ウエディングドレスなどに合わせるブライダルメイクは、日常メイクと異なる点がいくつかあります。自分史上最高にキレイな姿で特別な日を迎えられるよう、ブライダルメイクの基本を押さえておきましょう。この記事では、ブライダルメイクと日常メイクの違いや、メイクリハーサルでチェックしておきたいポイント、メイクの上手なオーダー方法などを紹介します。
ブライダルメイクと日常メイクの違い
結婚式や結婚披露宴でプロのヘアメイクさんにほどこしてもらうブライダルメイクと、いつも自分でする日常メイクにはいくつか違いがあります。まずは、どのような違いがあるのか見ていきましょう。
メイクを衣裳に合わせる
結婚式や結婚披露宴では、ドレス・着物といった衣裳や、ブーケ・アクセサリーなどの小物が先に決まっているのが一般的。それに合わせてメイクやヘアを決めていきます。また、結婚式場や結婚披露宴会場の雰囲気にメイクを合わせることもあります。
ブライダルメイクは濃いめに仕上げる
ブライダルメイクは、日常メイクよりも濃く仕上げるのが基本です。結婚式や結婚披露宴で着る衣裳は華やかなので、その衣裳の華やかさに負けないようにメイクも濃いめにします。
また、結婚式や結婚披露宴では写真撮影の機会が多いため、濃いめのメイクの方が写真映えします。メイクが薄いと、フラッシュをたいた時にチークや目元の陰影が上手く写らず、ぼやけた印象になるので注意が必要です。さらに、濃いめのメイクをほどこすと目鼻立ちがはっきりし、うしろの方にいる参列者から見ても顔立ちがキレイに見えます。
メイク崩れしにくい工夫をする
結婚式の1日は長く、内容も盛りだくさん。ライトを浴びて汗をかいたり、感動して涙を流したりするため、長時間メイク崩れしにくい工夫が必要です。ベースメイクにメイク崩れしにくい下地を使用する、メイクを丁寧に仕上げる、ウォータープルーフのコスメを使うなどの対策をしましょう。
お色直しを意識したメイクにする
結婚披露宴で、お色直しをする人は多くいます。その際、衣裳とメイクがちぐはぐにならないよう、メイクもチェンジすることがほとんど。そのため、メイクチェンジを踏まえたメイクにしておきましょう。お色直し前は色を足しやすいメイクにしておき、お色直しの時に色を足していけば、印象チェンジしやすいですよ。
衣裳に合わせたブライダルメイク
ブライダルメイクは衣裳に合わせるとバランスが良くなります。ここでは、結婚式や披露宴で着ることが多い、ウエディングドレス、カラードレス、和装に合わせたブライダルメイクを紹介します。
ウエディングドレス
撮影:アルカンシエル luxe mariage 大阪
先述したように、華やかなウエディングドレスに合わせてメイクも濃いめに仕上げます。ただし、最近はナチュラルメイクがトレンドなので、盛り過ぎないけれど華やかに仕上げるのが理想です。
ベースメイクは透明感やツヤが大切。トーンアップ下地を使って透明感を、ハイライトを使ってツヤをプラスしましょう。カラーはポイントで取り入れます。リップやチークは、肌なじみが良く血色感も出るレッド、ピンク、オレンジなどがおすすめです。血色感があると、花嫁らしい幸せオーラを纏えますよ。
カラードレス
カラードレスに合わせるメイクもナチュラルが基本です。ベースメイクは、ウエディングドレスの時と同様に、透明感とツヤにこだわります。カラーメイクをする場合は、ドレスと同色か補色(色相環で反対に位置する色)を選ぶとやり過ぎ感が出ないでしょう。
和装
和装は白塗りが基本。ベースメイクは、水に溶かしたおしろいを塗る「水化粧」をほどこします。
しかし、お色直しで洋装から和装にチェンジする場合、ベースメイクからやり直していては時間がかかってしまいます。そのため、洋装も和装も一般的なベースメイクにする人が多いようです。もし「水化粧」にこだわりがある場合は、ヘアメイクさんに相談しておくと良いでしょう。
その他、真っ赤な口紅など、ポイントにはっきりとしたカラーを使用するのも和装メイクの特徴です。
ヘアメイクリハーサルのタイミングとチェックしたいポイント
結婚式当日に「イメージしていたメイクと違った」などと後悔しないよう、事前にヘアメイクリハーサルを行うのが一般的です。ここでは、ヘアメイクリハーサルを行うタイミングと、チェックしておきたいポイントを紹介します。
ヘアメイクリハーサルを行うタイミング
結婚式ギリギリにヘアメイクリハーサルを行うと、ヘアカラーなどのメンテナンスが間に合わない可能性が出てきます。一方、早すぎてもその後髪の毛が伸び、仕上がりが変わってしまうことも。ベストな状態で当日を迎えられるよう、結婚式の1ヵ月~2週間前ぐらいを目安に、ヘアメイクリハーサルの予約をすると良いでしょう。
チェックポイント①衣裳や小物とのバランス
ヘアメイクが結婚式当日の衣裳や小物に合うかどうかをチェックしましょう。
結婚式で白のウエディングドレスを着る場合は、白いトップスでリハーサルすると、当日の仕上がりをイメージしやすくなります。さらに、ドレスはデコルテが開いているものが多いため、デコルテが広めに開いた服を着ていくとよりイメージが湧くでしょう。衣裳の写真を持って行くと、ヘアメイクさんにもバランスをチェックしてもらえますよ。
また、当日着用するアクセサリーをヘアメイクの仕上がり後に身に着けたり、似たデザインのものを身に着けて行ったりすると、ヘアメイクと小物のバランスもチェックできます。
チェックポイント②照明
撮影:アルカンシエル横浜 luxe mariage
結婚式場や結婚披露宴会場と、ヘアメイクリハーサルをする場所の照明は違います。そのことに注意してヘアメイクの見え方をチェックしましょう。照明が違えば、メイクの雰囲気も変わってきます。結婚式場や結婚披露宴会場の写真を持って行き、ヘアメイクさんに相談するのもおすすめです。
チェックポイント③ボディメイク
撮影:アルカンシエル luxe mariage 大阪
ヘアメイクというと顔と髪のみと考えがちですが、腕や背中、デコルテ部分にほどこすボディメイクもチェックしておきたいポイントです。
顔のメイクとのバランスが重要なので、顔と首、首とデコルテなどに境目ができていないか確認しておきます。ボディメイクはツヤ肌やマット肌など、なりたい質感を伝えてみましょう。パールやラメがキレイなパウダーを使用すれば、より華やかになりますよ。
ブライダルメイクの上手なオーダー方法
理想どおりのブライダルメイクにしてもらうには、上手にオーダーすることが大切です。細かくお願いしたい場合は、指示書にまとめるのも良いでしょう。ここでは、ブライダルメイクの上手なオーダー方法を紹介します。
イメージ写真を見せてオーダーする
雑誌の切り抜きやSNS投稿を保存したものなど、理想のヘアメイクの写真を持って行き、それを見せながらオーダーするとイメージが伝わりやすくなります。ヘアメイクの細かい部分まで決められない場合は「ふんわりとしたイメージで」「ナチュラルなイメージで」など、雰囲気を伝えてみましょう。
日常メイクで気を付けていることを伝える
肌に合わない化粧品がある場合は、あらかじめヘアメイクさんに伝えておきます。いつも使用している化粧品を持って行くのも良いでしょう。また、日常メイクで取り入れているこだわりなどがある場合も伝えておきます。反対に、苦手なメイクやカラーも伝えておくと、失敗しにくくなります。
コンプレックスを相談する
普段、コンプレックスに感じている部分もヘアメイクさんに相談してみましょう。メイクでカバーしてもらえるかもしれません。プロにメイクをしてもらうせっかくの機会なので「小顔に見せたい」「ぱっちりとした目にしたい」などの要望も伝えてみてください。
ブライダルメイクを引き立てる花嫁美容
ブライダルメイクをより素敵なものにしたいなら、美容にもこだわってみてはいかがでしょうか。ブライダルメイクを引き立てる花嫁美容を紹介します。
パックやトリートメントで全身ケア
パックやトリートメントを使ったスペシャルケアをプラスしましょう。一生の思い出になる結婚式なので、いつもより高級なアイテムを使ってみてください。気分も上がり、当日のメイクのりも良くなりそうですね。
内側から美しくなるための栄養をチャージ
美容ドリンクやサプリメントを飲んで、内側からも美しさを底上げ。野菜中心にするなど、食事にも気を使いましょう。体や肌の調子を整えて、大切な結婚式に備えてください。
イメージ通りのブライダルメイクをオーダーしよう
理想どおりのブライダルメイクに仕上がるよう、ヘアメイクさんにすべてをお任せするのではなく、自分でも基本的なことや上手なオーダー方法を押さえておきましょう。また、ヘアメイクリハーサルまでに、こだわりたい部分や相談したいことをまとめたり、イメージが伝わる画像を集めたりしておけばよりスムーズです。ハッピーオーラを纏ったブライダルメイクで、特別な日を迎えてくださいね。