デコルテ・デコルテラインの意味と違い
デコルテやデコルテラインという言葉を耳にしたことはあっても、具体的にどこの部分なのかよく分からない人もいるかもしれません。そこで、まずはデコルテとデコルテラインについて説明します。
デコルテとは
デコルテとは、首筋から肩周りを含む胸元あたりまでの部分です。フランス語で「襟ぐり(が深い)」という意味を持つ言葉で、ファッション業界や美容業界などでもよく使われています。
デコルテラインとは
デコルテ部分のさまざまなラインを総じて「デコルテライン」と呼びます。例えば首筋から肩にかけてのライン、首筋から鎖骨に向かうラインなどです。
デコルテラインがキレイに見える条件はいくつかありますが、例えばデコルテの血色が良いこと、シワやシミ、ニキビなどがないことは重要なポイントと言えます。その他、鎖骨がくっきりしていることも美しいデコルテラインの要素です。
結婚式のためにデコルテラインのケアは必要?
デコルテラインは、普段あまり意識してケアをしていない人が多い部分です。しかし、ウエディングドレスをより美しく着こなしたいのならば、デコルテラインのケアは欠かせません。その理由を見ていきましょう。
デコルテラインは年齢が表れやすい部分
首や肩周りは常に頭を支えているため、体の中でも負担がかかりやすい部分です。そのため、首筋にシワが出る、ハリやツヤが少なくなる、ボリュームがダウンするなど、年齢が表れやすい部分でもあります。逆に言うと、デコルテラインを美しくキープできれば、ウエディングドレスはもちろんのこと普段の洋服も美しく着こなせるということです。
お手入れすることでウエディングドレス姿がより美しく決まる
結婚式で着るウエディングドレスは、デコルテが開いたデザインが多く見られます。また、前撮りや当日にはバストアップの写真もたくさん撮影するので、しっかり手をかけてデコルテラインをキレイな状態にすることでウエディングドレス姿がより美しく決まるだけでなく、写真映えもしやすくなります。
さらに、デコルテラインに自信が持てると、ノーネックレスのスタイルにも挑戦しやすくなります。ノーネックレスは首元にアクセサリーを飾らない分、美しいデコルテラインを強調できるスタイル。イヤリングや髪飾りなどで華やかさをプラスするのがおすすめです。
結婚式までに行いたい、デコルテラインのケア方法
続いては、デコルテラインの具体的なケア方法を紹介します。日常生活の中ですぐに意識できることもあるので、ぜひ今日からチャレンジしてみてくださいね。
やわらかいタオルや手で優しく洗う
お風呂で体を洗うときの摩擦が強いと、肌を傷める可能性があります。デコルテは特に皮膚が薄い部分なので、優しく丁寧な洗い方を意識しましょう。ボディタオルでこすり洗いするよりも、手で洗う方が摩擦は少なく済みます。もし手だけではしっかり洗えているか不安な場合は、肌に優しいやわらかい素材のタオルなどで洗うのがおすすめです。
顔と同じようにスキンケアを行う
デコルテが乾燥すると肌のキメなどに影響が出ます。ニキビの発生につながる可能性もありますので、デコルテも顔と同じようにスキンケアを行い、保湿を意識することが大切です。保湿が十分されれば、ふっくら感や潤いのあるデコルテラインが叶えられます。
また、日焼けはスキンケアの天敵です。外出時は日焼け止めをデコルテにも塗ることも忘れないでくださいね。
むくみを解消するマッサージを行う
デコルテにあるリンパの流れが滞ると、むくみなどが起こる可能性があります。マッサージすることでリンパが流れやすくなり、デコルテラインを美しく見せられます。血行アップも期待できるので、マッサージを習慣にしてみてはいかがでしょうか。
例えば、耳の下から肩あたりのデコルテラインに沿って数本の指を滑らせる、鎖骨あたりを押してほぐす、鎖骨の下をなぞる、バストの上で円を描くように指を滑らせるなど、簡単なマッサージでもリンパは流せます。
ただし、詳しいやり方は専門家の意見に沿うようにしてください。また、マッサージ中に強くこすると摩擦が肌への刺激になりやすいので、優しく行いましょう。
デコルテラインを意識した姿勢をとる
デコルテラインを美しく見せるには姿勢も大切です。背中が丸まった猫背の状態だと、デコルテが奥に引っ込み、デコルテラインもはっきりしません。また、姿勢が悪いと血行に影響が出て、デコルテの血色が悪くなる可能性も。肩甲骨を少し開くようなイメージの姿勢を意識すると、デコルテが前に出て強調されますよ。
ブライダルエステを受ける
結婚式の前に、ブライダルエステを受けるのもおすすめです。ブライダルエステではデコルテをケアするコースが用意されていることもあります。マッサージによるむくみケア、クレンジングやピーリングによる角質除去、美容液やパックによる保湿、シェービングなどが主なコース内容です。
ブライダルエステを含む、花嫁美容についてはこちらの記事をチェックしてみてください。
デコルテラインが映えるウエディングドレスのデザイン
デコルテラインをより美しく見せるためには、ウエディングドレス選びも重要です。デコルテラインが映えやすいデザインをピックアップして紹介します。
ネックラインが大きくカットされた「ローブデコルテ」
ローブデコルテとは、ネックラインが大きくカットされたノースリーブドレスのこと。デコルテラインが美しく見える代表的なドレスです。格式が高く、上品かつエレガントな雰囲気が特徴的で、王族などの結婚式でもよく見られます。
胸元が大きく開いた「Vネック」
胸元がVの形にカットされた、Vネックのウエディングドレスもデコルテラインが映えやすいデザインです。切れ込みにインパクトがあるので目線を集めやすく、デコルテラインが強調されます。スタイリッシュに見せたい人が選ぶ定番デザインの1つでもあります。
デコルテラインを全面にアピールできる「ビスチェ」
袖のないビスチェタイプは、デコルテを覆うものがないので、美しいデコルテラインを強調したい場合にぴったりのデザイン。また、デコルテラインの美しさとともに可愛らしさも演出したいなら、胸元がハートのように丸くカットされている「ハートカット」のデザインを選ぶのも良いでしょう。
デコルテラインをより美しく演出するメイク方法
美しいデコルテラインを作るケア方法と、デコルテラインが映えるウエディングドレスが分かったところで、続いてはメイクについても知っておきましょう。デコルテラインをより美しく見せられるメイク方法を2つ紹介します。
気になる部分はコンシーラーでカバーする
シミやほくろなど、デコルテに気になる部分がある場合は、コンシーラーでカバーするのも1つの方法です。顔のメイクでも、クマやシミ、そばかすなどをコンシーラーで隠すことがありますよね。同じ要領でデコルテも整えれば、さらに美しく見えるでしょう。
なお、メイク時はカバーしたところが目立たないよう、肌色とのバランスを見ながら整えることがポイントです。
仕上げにパウダーで質感を整える
仕上げとしてデコルテにパウダーをはたくことで、質感が整い、デコルテラインをより一層キレイに演出できます。
また、デコルテに立体感やボリュームを出したいときはハイライトパウダーを、輝きをプラスしたいときはラメやパールが入ったパウダーを使用するとよりいっそう華やかなイメージになりますよ。
美しいデコルテラインで、最高のウエディングドレス姿を叶えよう
デコルテラインは普段なかなか意識していない部分かもしれなませんが、さまざまなケアが可能なので、実はお手入れしやすいところでもあります。結婚式まで丁寧に手をかけていけば、きっと美しいデコルテラインが手に入れられるはず。ぜひこの記事を参考に、デコルテのケアやデコルテラインの魅せ方を研究して、最高のウエディングドレス姿を叶えましょう。
また、結婚式に向けて美容とともにダイエットも頑張りたい人は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね。