ガーデンウエディングとは?
最初に、ガーデンウエディングがどのような挙式スタイルを指しているのか、基本的な内容を見ていきましょう。ここでは、ガーデンウエディングの概要と特徴を紹介します。
ガーデンウエディングは外で行う結婚式
ガーデンウエディングとは、庭園などの外で行われる結婚式のこと。欧米の結婚式において、よく取り入れられるスタイルの1つです。日本で行われるガーデンウエディングは、この欧米スタイルをお手本にしています。
一般的に、ガーデンウエディングは挙式も披露宴も外で行うことを指しますが、なかには挙式のみ外で行い、披露宴はガーデン付きの会場などで行うことが可能なケースもあります。ガーデンウエディングに興味がある人は、ぜひ式場スタッフに相談してみてくださいね。
通常の結婚式とガーデンウエディングの違い
通常の結婚式には、新郎新婦が座る「高砂(たかさご)」が設けられています。一方で、ガーデンウエディングには高砂がありません。フラットな空間が特徴で、会場の装飾やレイアウトなどを比較的自由に決められます。
魅力がいっぱい!ガーデンウエディングのメリット
ガーデンウエディングには、他の挙式スタイルとは異なる魅力がいっぱい。ここでは、ガーデンウエディングだからこその魅力やメリットについて紹介します。
開放感あふれるアットホームな空間作りができる
ガーデンウエディングは通常の結婚式とは異なり、特に形式にはまったものではありません。
太陽や風、緑などの自然を肌で感じられる開放感、そしてフラットな空間によるゲストとの距離感の近さが、ガーデンウエディングにおける魅力の1つ。これらの要素を活かしたアットホームな空間作りが叶います。ゲストにリラックスしてもらえるだけでなく、パーティのような感覚で楽しい時間を過ごしてもらえるでしょう。
また、ガーデンウエディングではゲストとの時間も大切にできるので、感謝の気持ちを直接伝えやすいのも魅力です。
写真映えするシーンが多い
昼間の結婚式では、緑や光を上手に取り入れた写真を撮れば映えること間違いなし。まるで、海外映画のワンシーンを連想させるような写真を撮れるかもしれません。
一方、夕方以降の結婚式では、ライトアップを楽しむのも素敵です。幻想的な空間が広がり、ガーデンウエディングでしか撮れない、フォトジェニックな写真を残せますよ。
オリジナル性の高い結婚式に仕上げられる
ガーデンウエディングは屋内の結婚式場と比較すると、より自由度が高いのも魅力です。配置などの制限が少なく、会場のレイアウトや装飾、演出に自分達の考えを取り入れやすいので、オリジナリティ溢れる結婚式に仕上げられます。例えば、友達や家族の登場シーンを用意するなどして、直接感謝を伝える演出を組み込むことも可能です。
ガーデンウエディングにおける注意点と成功のコツ
ガーデンウエディングは屋内と異なる環境で行うからこそ、独自の注意点を考慮することが大切です。そうすることで、自分達もゲストも大満足な一日を叶えられますよ。ここでは、ガーデンウエディングならではの注意点を見ていきましょう。
季節・気候を考慮した日取りにする
梅雨の時期や真夏、真冬など、結婚式を挙げる季節によっては、長時間屋外で過ごすのが難しいかもしれません。自分達はもちろん、ゲスト全員が快適に過ごせるか考慮した上で、結婚式にぴったりな時期を決めましょう。
梅雨や真夏、真冬にガーデンウエディングを行う際は季節に合わせた対策に加えて、外での滞在時間を短縮するなどの工夫をしてみてくださいね。
季節に合わせた便利アイテムの準備をする
ガーデンウエディングは屋外で行うため、暑さ・寒さ対策だけでなく虫対策も欠かせません。ゲストの負担を減らすためにも、以下のような便利アイテムを準備しておきましょう。
対策 |
アイテム |
暑さ対策 |
・日よけ
・冷たい飲み物
・うちわ・扇子
・制汗剤
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寒さ対策 |
・ブランケット
・カイロ
・ホットドリンク(乾杯用のお酒もホットに)
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虫対策 |
・虫よけスプレー |
雨が降った時の備えを万全にする
当日の天気が雨であったり、式の途中で天候が変わったりすることも考えられます。ガーデンウエディングを行う際は、どんな状況にも対応できるよう備えを万全にしておくことが大切です。
例えば、当日の雨に備えて屋内用プランも準備しておくと安心です。その場合は、進行や内容が屋外時と異なるので、事前に式場スタッフとしっかり打ち合わせをしましょう。それ以外に、屋根付きなど全天候型の会場を選び、当日の天気に左右されないようにするのも1つの方法です。
また、ガーデンウエディングでは、雨が突然降ることも考えられます。雨よけのテントやゲスト用の傘などをあらかじめ用意しておけば、急な雨に見舞われた場合でもすぐに対応できます。
その他、傘を使った演出やフォトスポットなど、雨でも楽しめるような演出を用意しておくのもおすすめです。ただし、会場によって対応可否は異なるので、必ず事前に確認してくださいね。
風の対策も忘れない
屋外は風の影響を受けやすいので、風対策も忘れてはいけない大切なポイント。風で倒れても割れない食器を使う、風の影響を受けやすい装飾を避ける、風で物が飛ばされないようにするなどの工夫が必要です。
ゲストへの案内を親切・丁寧に行う
ガーデンウエディングと一口に言っても、さまざまなスタイルがあります。結婚式に参加するにあたり、ゲストが悩んだり不安になったりしないよう案内することも、大切なおもてなしです。招待状を送る際に、ガーデンウエディングに関する詳細も丁寧に書いておくと親切ですよ。
多くのゲストが悩みやすいのは、ガーデンウエディングに参加する際の服装です。服装に関する詳細や、会場で準備しているアイテムなどを招待状に書き、季節・天候にかかわらず快適に過ごせることを伝えると、ゲストも安心して参加できるでしょう。
ガーデンウエディングにぴったりなドレス&ヘアメイク
ドレスやヘアメイクにこだわれば、ガーデンウエディングによりマッチした花嫁姿が叶います。ここでは、ガーデンウエディングと相性の良い、ドレスとヘアメイクについて解説します。
【ドレス】ナチュラルなデザイン・色味
ガーデンウエディングには、エンパイアラインやスレンダーラインなどの、シンプルかつナチュラルなドレスがおすすめ。細身のデザインなので、ゲストとの距離が近いガーデンウエディングでも小回りが利き、動きやすく感じられるはずです。
クラシカルな雰囲気にしたければ、袖付きドレスを選んでみてはいかがでしょうか。逆に、袖なしドレスにボレロを羽織ったり、胸元の露出を控えたりすれば、ナチュラルさを演出できます。
屋外の緑とマッチするドレスの色味は、肌になじみやすいアイボリーやオフホワイトです。カラードレスを着る場合は、パステルカラーやスモーキーカラーが緑とよく合いますよ。
【ヘア】エアリー感のある無造作ヘア
髪型は、気取らないナチュラルスタイルがガーデンウエディングにぴったりです。動きのある無造作ヘアや、前髪をかきあげたスタイルなどを合わせてみましょう。
スタイリングの際は、巻き方の方向を変えたり全体をゆるく巻いたりすることで、エアリー感を演出できます。かっちり系のスタイルよりは、手ぐしでまとめたような少しルーズなスタイルをイメージして整えてみてください。ガーデンウエディングでは、そのルーズさがおしゃれに映えます。
【メイク】光を意識したナチュラルメイク
ガーデンウエディングに映えるのは、太陽の光を意識したメイクです。例えばキラキラとしたアイシャドウなど、ラメ入りのメイク道具を使ってみましょう。色味をベージュにすれば、ほど良いキラキラ感を出しつつ、ガーデンウエディングらしいナチュラルな雰囲気に。チークもほのかに発色している程度のものを使えば、よりナチュラルさが際立ちます。
一方、リップはしっかりめに塗るのがポイントです。他のパーツとメリハリができることで、顔全体のバランスが整います。例えば、オレンジ系の赤リップはガーデンウエディングと相性抜群です。ナチュラルさがありながらも、口元を華やかにしてくれますよ。
自然を感じるガーデンウエディングで、魅力溢れる結婚式を
外で行われるガーデンウエディングは、自然を身近に感じられるだけでなく、アットホームで温かい雰囲気の中で行えるおすすめのスタイル。自由度が高く、自分達のオリジナリティを出しやすいのが特徴です。「大切な人に感謝を伝えたい」など、おふたりの気持ちや想いが詰まった理想の結婚式が叶えられるでしょう。ガーデンウエディングならではの魅力を知り、パートナーと相談しながら検討してみてくださいね。