平日の結婚式はあり?メリット・デメリット、成功させるためのポイントも紹介
仕事の休みの関係などで、平日に結婚式を挙げたいと考えるカップルもいるでしょう。そこで発生しやすい悩みが「平日の結婚式はゲストに嫌がられるのでは…」というものです。そこで今回は、平日の結婚式がアリなのかや、メリット・デメリット、成功させるためのポイントなどを詳しく解説します。
平日の結婚式はどうなの?
平日の結婚式は結論を言うと「アリ」です。例えば、新郎新婦が平日休みの職場に勤務している場合などは、平日に結婚式を挙げれば上司・同僚など会社関係のゲストは出席しやすくなります。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023」によると、平日(祝祭日に当たらない月~金曜日)に結婚式を挙げたカップルは全国で8.6%。平日の結婚式はゲストにとって迷惑なのでは、と心配する人もいるでしょうが、平日の結婚式は一定数行われているのです。
平日の結婚式のメリット
平日の結婚式には数多くのメリットがあります。メリットを上手に利用すれば、自分達の希望の結婚式を叶えやすくなるかもしれません。主なメリットは次の通りです。
希望の日取りが押さえやすい
平日は希望の日程で結婚式場の予約が取りやすいメリットがあります。平日に結婚式を挙げるカップルは、割合で言えば多くはありません。つまり、日取りを押さえる際の競争率が低いということです。人気の高い日取りの場合、そこに希望者が集中しやすくなるため、予約が取りにくいことも。平日はその心配が少ないでしょう。
結婚式費用をお得にしやすい
結婚式場の中には、土日祝日などの休みの日より、平日の結婚式の価格をお得に設定しているところもあります。また、平日限定プランなどを用意しているところも。結婚式の費用を抑えたい・お得に結婚式を叶えたいカップルにマッチしやすいことも魅力です。
貸し切り感がある
貸し切り感が味わえることも平日の結婚式の魅力です。平日に結婚式を挙げるカップルは休日よりも多くはないため、おのずと1日あたりの組数も限定されます。まるで結婚式場を丸ごと貸し切っているかのようなスペシャル感を満喫できるかもしれません(ただし、予約状況によります)。
ゲストが交通機関の混雑を回避しながら移動できる
ゲストの移動に関しても平日の結婚式はメリットがあります。土日祝日などの休日は、行楽やショッピングなどで外に出る人が多く、道路も公共交通機関も混雑しやすい傾向が。
その点、平日は通勤通学・帰宅の時間以外は基本的にそう混み合うことはないため、移動しやすいと言えます。また、飛行機などは土日祝日より平日の方が料金が安い傾向にあり、遠方からのゲストの交通費節約にもつながります。
平日の結婚式のデメリット
平日の結婚式のデメリットは、主にゲストの出席可否です。また、平日の結婚式はそこまで一般的ではないため、ゲストによっては理解を得にくい場合も。具体的に見ていきましょう。
欠席のゲストが出ることもある
平日の結婚式は欠席のゲストが複数出る可能性もあります。第一に考えられるのは、仕事を休めないので行けないというもの。特に遠方から招くゲストは、宿泊が必要な場合もあります。しかし例えば平日の真ん中に結婚式を行うと、最低でも2日仕事を休まなければならないため、ハードルが高くなってしまうでしょう。
結婚式当日は大丈夫でも、次の日の仕事に響くと困るという理由での欠席もあり得ます。遠方のゲストが多いか近隣のゲストが多いか、平日休みのゲストが多いか土日休みのゲストが多いかなど、顔ぶれを想像して検討してみてください。
親や年配の親族には反対される可能性もある
結婚式は土日に行うものだと考えている人には、反対される可能性もあります。親や年配の親族など、今よりもっと土日の結婚式が当たり前だった世代は、平日の結婚式に特に抵抗感を覚えるかもしれません。
平日の結婚式を成功させるためのポイント
平日の結婚式はデメリットもあるものの、配慮の仕方や準備の進め方などで対処もできます。平日の結婚式を成功させるには、次のようにゲストの気持ちや事情に寄り添った行動を意識しましょう。
親や親族に相談して決める
平日の結婚式でまず意識したいのは、親や親族への相談です。事後報告ではなく、決める前に相談するのがよいでしょう。結婚式は必ずしも土日祝日に挙げるとは決まっていません。平日に行っても問題ありませんが、そう考えない人もいます。
平日の結婚式に反対の人をそのままに日程を決めてしまうと、反対の人は納得できないまま出席することになります。また、欠席する人も出るかもしれません。せっかくの幸せな日に、気まずい雰囲気になるのは悲しいことです。そのような事態を避けるためにも、事前の相談が大切と言えます。平日の結婚式のメリットとデメリットの対処法を説明し、理解を得ましょう。
ゲストにできる限り早く日程を連絡する
平日の結婚式は、日程が決まったらできる限り速やかにゲストに日程を連絡するのがポイント。平日に仕事を休むためには、早い段階から調整をしなければならないという人もいるためです。ただし、早く伝えたからといってゲストが出席できるかどうかはわかりません。どうしても有給が取れないこともあり得ます。
また、平日の結婚式は意見が分かれやすいため、出席を負担に感じるゲストがいないとも言い切れません。もし欠席であっても仕方がないと、ゲスト目線になり快く受け入れましょう。
ゲストが参加しやすいように日取り・時間帯・服装を配慮する
ゲストができる限り参加しやすいよう、さまざまな部分に気を配りましょう。日取りは金曜日や月曜日、祝日の前後など、できる限り休みと連続する日を選ぶのがおすすめです。休日とくっついていれば、もし宿泊を伴う場合でも平日1日休みで済む人も多くなります。
時間帯は夜スタートにするのもひとつです。ナイトウエディングならば、日中仕事をした後で結婚式に出席という流れも不可能ではありません。欠席者が出る可能性も少なくなります。特に、金曜日の結婚式なら翌土曜日は休みの人も多いため、ナイトウエディングは喜ばれそうです。
また、仕事の後で参加できるような時間帯に行う場合は、ゲストがフォーマルなヘアセットや服装などを整える時間が確保しづらいため、平服で参加してもらうなどの配慮もポイントです。
子ども連れのゲストにも配慮する
子ども連れのゲストが出席しやすいような配慮も欠かせません。子どもがいるゲストの場合、平日は他の家族が働いていて子どもを預けられないということもあり得ます。
子どもと一緒に快適に出席できるよう、子どもと一緒に過ごせる待合スペースや子どもが遊べるキッズスペースなどがあるとよいでしょう。授乳室やおむつ交換台なども必須です。その他、保育園や学校に子どもが行っている時間帯に行うのもひとつですね。
少人数結婚式の選択肢も検討する
少人数結婚式も選択肢のひとつとしてあります。家族や親族、特に仲の良い友人など、ごく親しい人達だけを招いて行う結婚式です。このスタイルであれば、ゲストが少ないため、調整がしやすくなるでしょう。家族のみに絞ると、さらに調整がスムーズになります。ゲスト人数が限られているため、より丁寧にまんべんなく平日の結婚式について連絡・説明することもできるでしょう。
また、ゲストが少ない分、結婚式の内容(料理・引出物など)のクオリティを上げることも可能です。平日の結婚式は賛否が分かれやすい反面、工夫次第でゲストの満足度を高められます。
平日の結婚式はゲストへのきめ細かな配慮が成功のカギ
平日の結婚式は決して非常識というわけではありません。平日の方が参加しやすいという人もいます。ただし、賛否両論ある日程ではあるため、ゲストが困ることのないよう、さまざまな部分にしっかり配慮したいところです。また、もし出席が叶わないゲストがいても落ち込まないこと。平日のメリットを活かし、デメリットをカバーしながら、ゲストに感謝の気持ちを伝えられる素敵な結婚式を行いましょう。
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