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式場選び・ブライダルフェア

2023.06.19

人前式とは

人前式とは、ゲストに立会人になってもらい、結婚の宣誓をする挙式スタイル。オリジナリティを大切にしたいカップルに人気です。ここでは、人前式の特徴について解説します。

宗教や形式にとらわれない結婚式のスタイル

キリスト教式や神前式のように結婚を神に誓うのではなく、列席してくれたゲストに誓うのが人前式です。人前式には決まった形式がなく、宗教色もありません。

費用が抑えられるケースもある

人前式の場合、費用が抑えられる可能性があります。なぜならキリスト教式や神前式で必要な牧師や神職、聖歌隊の手配がいらないためです。ただし、会場をどこにするか、どんな演出をするかなどで費用は異なります。

人前式の魅力とは

次に人前式における魅力を3つ紹介します。ゲストを証人とした結婚式だからこそのアットホーム感、自由度の高さが魅力です。

①アットホームな雰囲気を作れる

人前式では、ゲストがふたりの結婚の証人となります。そのため会場が一体となり、ふたりとゲストとの距離が近く感じられます。ゲストにアットホームで温かみ溢れる結婚式を楽しんでもらいながら、感謝の気持ちを伝えられるでしょう。

②オリジナリティを重視できる

神前式やキリスト教式には決まった式次第があり、それを基本として進めます。一方人前式は、挙式の進め方も演出も自由に決められるスタイルです。ふたりの「やりたい」を詰め込めるので、オリジナリティ溢れる結婚式にでき、ゲストにもより楽しんでもらえるでしょう。

③場所の選択肢が幅広い

人前式を行う場所にこれといった決まりはありません。結婚式場の中には、チャペルでの人前式に対応しているところも多くあります。その他にも披露宴会場、ガーデン、アトリウムなど、ふたりの希望に合わせた場所での挙式が可能です。

人前式の流れとポイント

人前式に決まった形がないとはいえ、一般的な流れを押さえておきたいカップルも多いでしょう。ここでは、スタンダードな人前式の流れとポイントを紹介します。

人前式の一般的な流れ

1.新郎新婦入場
入場のスタイルは、新郎新婦の希望に合わせて決定
2.開式の辞
司式者が行うことが多い
3.誓いの言葉
オリジナルの文章で結婚の誓いを行う
4.指輪の交換
永遠の愛を誓って新郎新婦がお互いの左手薬指に指輪を着ける
5.誓いのキス
キスの代わりに他の演出をするカップルも多い
6.結婚証明書へのサイン
結婚証明書または婚姻届に署名する
7.立会人からの代表署名
立会人に署名してもらう
8.結婚証明書の披露
ゲストに結婚証明書または婚姻届を披露
9.結婚の承認
賛同の拍手や合唱などにより、ゲストが結婚を承認
10.新郎新婦退場
フラワーシャワーやライスシャワーの演出を行うカップルも
定番のセレモニーを少しアレンジして、ふたりのイメージに合う結婚式にしましょう。

人前式を行う上でのポイント

ゲストの中には、自由さが特徴の人前式になじみがない人もいます。最初に人前式であることを伝えておくとスムーズに進むでしょう。挙式の時間は20分を目安とし、長くならないよう注意が必要です。
式の最中にハプニングが起こっても、それも含めて大切な思い出になるはず。失敗を恐れず式に臨むことが大切です。決まった形式がない人前式ならではのメリットを活かして、ふたりらしい結婚式を作り上げましょう。

ゲストと一緒に楽しむ、人前式におすすめの演出

ゲストも楽しめる演出を盛り込めば、会場に一体感が生まれるはず。アルカンシエルでは、専任のプロデューサーが新郎新婦の希望に寄り添い、ふたりの想いを形にするためにサポートします。ここでは、実際にアルカンシエルで行われているスタイルや演出の一部を見てみましょう。

和装での人前式

白無垢や色打ち掛けといった、伝統的な花嫁衣裳で行う人前式も人気です。和装人前式では、誓いのキスの代わりに違う演出をするカップルも少なくありません。
人気なのが「手合わせの儀」です。手合わせの儀とは、新郎新婦が左手の手のひらを重ね合わせる儀式。ずっとふたりで手を取り合って生きていくことを誓い、目を閉じてお互いの手をそっと合わせます。和装人前式の落ち着いた雰囲気にぴったりです。

砂合わせの儀

砂合わせの儀とは、色の付いた砂を容器に注ぐ演出で、サンドセレモニーとも呼ばれます。新郎新婦だけではなく家族も参加すれば、両家の絆も深まるでしょう。
砂は、混じり合うと元通りに分けるのが難しいもの。このことから砂合わせの儀は「これからふたりで一緒に生きていく」という想いを表現しています。完成した世界にひとつだけのアートを新居に飾るのも良いでしょう。

結婚証明書

ゲストとの距離をより縮めたければ、参列者全員に証人として結婚証明書へサインしてもらうのもおすすめ。結婚証明書とは、結婚式でふたりがサインをし、ゲストに結婚したことを証明、またゲストに結婚を承認してもらうものです。
「証明書」と言っても公的なものではなく、オリジナルのものを作ったり購入したりして構いません。ゲストの指印でカラフルな証明書を完成させる、ゲストの名前が入ったブロックやタイルをはめこんでもらうなど工夫してみましょう。

ブーケ・ブートニアのセレモニー

ブーケ・ブートニアの儀式は、ヨーロッパの言い伝えに由来していると言われています。プロポーズを決意した青年が花を集めてブーケを作り、愛する女性にプロポーズ。その女性はブーケから1本の花を抜いて青年の胸に挿し、結婚を承諾したというものです。村人1人1人を回って花を集めて結婚の許しを得た、女性の家までの道中で花を探して1本1本摘んだなど、花の集め方には諸説あります。
人前式ではこの言い伝えになぞらえ、複数のゲストが持つ花を新郎が一輪ずつ集めて回り、ゲストが見守る中で新婦にプロポーズします。

ブライズメイド・アッシャー

花嫁や花婿のサポート役として、新郎新婦の友人に式の進行や準備を手伝ってもらう演出です。ブライズメイドは花嫁のサポート役である女性のゲスト、アッシャーは花婿のサポート役である男性のゲストをそれぞれ指します。
ブライズメイドとアッシャーは人数を合わせるのが一般的で、それぞれ2~5名ほど。おそろいの衣裳を着て行われることが多く、式を華やかに演出します。

ファミリーセレモニー

新しい家族とともに挙式を迎えるカップルや、ステップファミリーにおすすめの演出がファミリーセレモニーです。通常であれば新郎新婦だけで行う誓いの言葉や結婚証明書のサインを、家族みんなで行います。

リングリレー

指輪交換の際、会場後方のゲストから順番に指輪を前へ送ってもらうセレモニーです。
新郎新婦それぞれに1本の長いリボンを用意。ゲストはそのリボンに通した指輪を前へと送り、最前列のゲストが受け取った指輪を新郎新婦のもとへと運びます。指輪交換にゲストが参加することで、会場に一体感が生まれるでしょう。

植樹の儀

新郎新婦が、植木鉢の中の木や苗に水を注ぐ演出です。もともと木に子孫繁栄の意味があることから、「ふたりで力を合わせて新しい家庭を育てていく」という気持ちを込めて、儀式が行われます。受付に鉢を設置しておき、ゲストにカップやスコップを使って少しずつ土を入れてもらえば、ゲスト参加型の演出にもできますよ。

【例文】人前式におすすめの誓いの言葉

人前式の中で述べる誓いの言葉は、ゲストの人達にふたりの決意を聞いてもらう大切なもの。ふたりで一緒、またはそれぞれで述べる場合の2パターンに分けて例文を紹介します。

ふたりで言葉を述べる場合

本日、私達はご列席いただきました皆さまの前で誓いをいたします
これから先、楽しい時もつらい時も、いつまでも夫婦で支え合い、温かい家庭を築いてまいります
未熟なふたりではありますが 今後とも末永く見守っていただければ幸いです
〇年〇月〇日 夫 ●●□□ 妻 ▲▲
オリジナリティを出したければ、「ケンカをしても次の日には仲直りします」「ありがとう・ごめんなさいを必ず言います」のように具体的な誓いを入れるのも良いでしょう。

新郎新婦がそれぞれで述べる場合

<新郎>
本日、私達ふたりは、ここに夫婦の誓いをいたします

1、飲みに行く時は必ず前もって伝えます
1、記念日と誕生日には花を贈ります
1、感謝の気持ちを忘れません

<新婦>
1、体型をキープし続けます
1、〇〇さんのご家族を大切にします
1、感謝の気持ちを忘れません

<新郎>
これから、私達夫婦は力を合わせ、温かい家庭を築くことをここに誓います
〇年〇月〇日 夫●●□□ 妻▲▲
誓いの内容は自分達らしいものにしたり、完全に分担して誓いを述べるのが好みでなければ、冒頭と最後の1文をふたり一緒に述べてみてはいかがでしょうか。

感謝の想いをゲストに伝える、ふたりらしい人前式を

家族や友人といった大切な人達の前で愛を誓う人前式は、アットホームでオリジナリティ溢れる演出を取り入れられるのが魅力です。人前式ならではのふたりらしい演出で、これまで見守ってきてくれた人達に、感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

アルカンシエルは「感謝を、式のまんなかに。」をコンセプトに、これまで4万組以上のカップルの結婚式をサポートしてきました。スタッフのホスピタリティの高さやゲストへ感謝の気持ちを伝えるプランニングに定評があり、口コミでも1位を獲得しています。
ふたりらしい人前式を挙げたいと考えているカップルは、ぜひ気軽にブライダルフェアにお越しください。
人前式の他にも、挙式スタイルはいくつかあります。他の挙式スタイルが気になる人は以下の記事をチェック!
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