婚約期間中にやるべきこと8つ。プロポーズ~入籍までの長さも紹介
婚約期間とは結婚の約束をした状態で過ごす期間のこと。この期間内に結婚に向けたさまざまな準備を行います。ただし「具体的にいつ何をすれば良いのか」「プロポーズから入籍までの長さはどれくらいが一般的なのか」など、疑問点がある人もいるはず。そこで今回は一般的な婚約期間の長さとともに、婚約期間中にやるべきことなどを紹介します。
【プロポーズ~入籍まで】一般的な婚約期間の長さ
プロポーズから入籍まで、どのくらいの長さが普通なのか気になっている人も多いのではないでしょうか。そこでまずは、一般的な婚約期間の長さがどれくらいなのか見ていきましょう。
一般的な婚約期間は半年~1年ほど
婚約期間とは、結婚の約束をしてから入籍までの期間をいいます。結婚の約束はプロポーズなど口頭のみでも有効です。
入籍するまでの一般的な婚約期間は、おおよそ半年~1年未満。プロポーズから結婚式を挙げるまでは平均1~2年ほどです。入籍を結婚式の前にするか後にするかは人それぞれですが、結婚式の日取りが決まってから逆算して、結婚前に入籍日を決めるケースがよく見られます。
婚約期間の長さは個人差もある
一般的には前述したような長さの婚約期間が多く見られるものの、もちろん個人差はあります。例えば遠距離恋愛をしているカップルは、ふたりで話を進めるタイミングを取りにくいもの。入籍までのさまざまな準備に時間がかかった結果、婚約期間が長くなることもあり得ます。
婚約期間は、長ければ準備に余裕が生まれ、短ければ気持ちが盛り上がったまま結婚まで進めるといった魅力があります。自分達のペースを考えて、適した婚約期間を設定することが大切です。
【入籍日決定まで】婚約期間中にやるべきこと
入籍までできる限りスムーズに準備を進めるには、スケジュールや段取りを組み、やることを整理することが大切です。ここでは、婚約期間中にやるべきことを時系列順で見ていきましょう。この章では入籍日決定までを紹介します。
①親への報告
ふたりで結婚の約束をしたら、速やかにそれぞれの親に結婚の報告をしましょう。遅くとも、結婚すると決めてから1ヵ月前後には済ませたいところです。まずは各々が自分の親に結婚することを報告します。そして後日、改めてふたり揃ってそれぞれの実家に赴き、結婚の報告をする流れが良いでしょう。
親への結婚挨拶に関しては押さえておきたいマナーなどもあります。詳しく知りたい場合はぜひこちらもチェックしてみてください。
②入籍日の決定
結婚が決まったら、入籍日をいつにするかふたりで相談します。入籍するとどちらかの苗字が戸籍上で変わるため、免許証を始めとする各種書類の氏名変更など、さまざまな手続きが必要です。
また、入籍日は縁起の良い日取りを選ぶカップルも多く見られます。さまざまな事情を考慮しながら、ふたりに最適な入籍日はいつか考えましょう。
③両家顔合わせ・結納
それぞれの親へ報告が完了したら、両家顔合わせや結納を行います。ただし、結納は行わずに両家顔合わせのみにするパターンもあるので、どのような形にするかは話し合って決めましょう。
なお、顔合わせや結納は、結婚式に関する両家の意見を聞く機会にもなるため、結婚式場選びより前に行うのがおすすめです。入籍日や結婚式場に関しては、両家の親に相談して決めるカップルもいます。
また、結納がなくても婚約指輪は渡すカップルも少なくありません。もし婚約指輪を購入するならこのタイミングです。ふたりで話し合って、自分達に一番合うスタイルを選んでみてくださいね。
こちらの記事では、婚約指輪にまつわるマナーやお手入れ方法などを詳しく解説しています。
④結婚式場選び
結婚式を挙げる場合、結婚式場は挙式日の1年前くらいには予約しておくことをおすすめします。人気のある日取りはすぐに予約で埋まりやすいため、早く動いた方が希望の日取りを押さえられる可能性が高まるからです。
結婚式場は、ブライダルフェアや式場見学などにふたりで参加して、会場の雰囲気を確認した上で決めましょう。結婚式場が決まったら結婚式の準備を進めていきます。
【入籍日まで】婚約期間中にやるべきこと
入籍日や結婚式場が決まったら、結婚指輪の準備や職場・友人への報告、新居への引っ越し準備などを進めていきます。やることを事前に把握しておき、準備万端な状態で入籍日を迎えましょう。
⑤結婚指輪の用意
結婚指輪はオーダーしてすぐに届くわけではありません。最低でも1~2ヵ月はかかるので、結婚式に間に合うよう余裕を持って注文しておくことが大切です。具体的には結婚式の半年前から、遅くとも3ヵ月前までには購入したいところです。
結婚指輪は日常的に着けるものなので、デザインの好みだけでなく普段使いのしやすさなども踏まえつつ選んでくださいね。
⑥職場・友人への報告
相手が誰であっても「結婚報告をしてから招待状の送付」という流れが基本のため、職場や友人への報告も必要です。報告をするタイミングは結婚式の招待状を送る前、遅くとも結婚式の3ヵ月前ぐらいまでには済ませるのが良いでしょう。
職場へは結婚式の休みも申請する必要があります。なお、職場で報告する順番は上司が先で、同僚がその後です。もし結婚式の挨拶・受付・余興・二次会の幹事など、特別な役割を職場の人や友人にお願いするなら、報告の時点で伝えておきましょう。
⑦新居・引っ越しの準備
この時点でふたりが別々に住んでいる場合は、新居探しや引っ越しの準備も必要になります。既に同棲していて、結婚を機に転居する場合も同様です。ただし、結婚式直前の引っ越しは避けた方が無難でしょう。挙式日が近づいてくると結婚式の準備に追われ、引っ越しまで手が回らなくなる可能性があるからです。
引っ越しをする際は現在の住所を置いてある自治体から転出し、新住所の自治体に転入する手続きを行います。なお、転入届の提出は転出から14日以内と決まっています。入籍の際、転入の手続きも一緒に行えばスムーズです。入籍届と転入届を同時に出す場合は、その前の14日以内に引っ越し(転出)を行う必要があります。
⑧入籍
準備が整ったらいよいよ入籍です。入籍は戸籍を編成する自治体に、婚姻届を提出することで完了します。なお、婚姻届には証人の記載欄があるため、提出前にあらかじめ記載してもらうことをお忘れなく。
また、それぞれの本籍地が婚姻届を提出する自治体以外にある場合は、戸籍を添付する必要があるので注意しましょう。不備がないようしっかり調べ、書類を整えてから届け出てくださいね。
婚約期間におすすめの過ごし方
結婚すれば、独身時代の生活と変わる部分も多々あります。婚約期間中にやるべきこととは別に、婚約期間中の過ごし方も考えてみましょう。結婚生活を気持ち良くスタートするため、婚約期間のうちにしておいた方が良いこともあるかもしれません。最後に、婚約期間におすすめの過ごし方を紹介します。
趣味などを思い切り楽しむ
結婚後も自分の時間を楽しむことはできます。しかし、結婚後は夫婦ふたりで生活をしていくため、独身時代と全く同じように自分の好きなものに時間やお金をかけるのは難しくなるかもしれません。婚約期間のうちに、自分の好きな趣味を思い切り楽しんでみてはいかがでしょうか。
家族や友人との時間を多く持つ
結婚後は夫婦ふたりの時間が中心になります。実家の家族と過ごす時間や友人と会う時間なども、独身の頃と比べれば多少は減るでしょう。婚約期間のうちに家族や友人との時間をできる限り多く持っておくのもおすすめです。
結婚生活に向けて貯金を行う
マイホームの購入・子どもができた場合の教育費・夫婦の老後資金など、結婚生活でお金がかかるシーンは多いものです。いざという時にお金がなくて焦らないよう、婚約期間から結婚生活に向けて貯金を行っておくのも良いですね。
婚約期間中は結婚に向けてふたりで準備を進めよう
婚約期間中にやるべきことは数多くありますが、スケジューリングに気を配り、しっかり確認しながら進めれば何も問題ありません。ふたりの明るい未来に向けて、さっそく結婚準備を始めてはいかがでしょうか。また、両家顔合わせの時や結婚式当日などは、親へ感謝の気持ちをしっかり伝えてくださいね。