地味婚とは？結婚式のスタイルや後悔しないためのポイントを紹介
地味婚は、結婚式や結婚に関連するイベントをシンプルに、あるいは一部を省略して行うことです。費用面や準備面などメリットが大きく、自由な結婚式や控えめな結婚式を望むカップルなどから人気を集めています。今回はそんな地味婚にフォーカス。地味婚の結婚式のスタイルや、費用相場、後悔しないためのポイントなどを詳しく解説します。
地味婚とは
地味婚とは、結婚式の内容を控えめなものにしたり、結婚式の前後に行うイベントを省略したりするスタイルの結婚式のこと。バブル期に流行った「派手婚」の対として生まれた言葉です。地味婚によくみられる内容は以下の通りです。
- ごく親しいゲストのみを呼んでコンパクトな結婚式をする
- 披露宴の演出を控えめにしたり挙式のみにしたりする
- 披露宴の代わりに食事会をして衣裳もワンピースやスーツにする
- 「結納」「新婚旅行」を行わない…など
地味婚のメリット
地味婚は以下のようなメリットがあり、それが人気の理由にもつながっています。大きなメリットは結婚式費用を抑えられること。内容を控えめにすれば、かかる費用を抑えやすくなります。
結婚式の準備をある程度省略できることもメリットの1つです。例えばゲストが少なければ、招待状の手配やペーパーアイテムの作成などの手間も少なくなります。また、控えめだからこそ、こだわりたいところに集中的に手をかけやすいこともメリットと言えるでしょう。
地味婚の結婚式スタイル
地味婚にマッチするウエディングスタイルにどのようなものがあるのか、疑問に思う人もいるかもしれません。ここからは、地味婚でよく見られる結婚式スタイルを紹介します。
少人数結婚式
少人数結婚式は家族やごく親しい人など、少人数で行うスタイルの結婚式です。特に関係性が深い人達を招いての結婚式なので、アットホームなスタイルを希望するカップルにおすすめ。人数は10～30人ほどが一般的です。
結婚式の規模が自然とコンパクトになるため、地味婚を叶えやすいでしょう。少人数婚に興味があり、詳しく知りたい人は次の記事もぜひチェックしてみてください。
会費制結婚式
会費制結婚式はゲストから会費を集めるスタイルの結婚式。ご祝儀はもらわないのが一般的です。結婚式の内容は基本的に会費の範囲内で考えます。1人当たりの会費の相場は1～2万円と、一般的なご祝儀の相場3万円より低いため、結婚式の予算も低めになり地味婚になりやすいでしょう。また、ゲストへの金銭的な負担も軽くできます。
フォトウエディング
フォトウエディングは、結婚式用の衣裳を身に付けて写真撮影を行うことで結婚式に代えるものです。ゲストを招いた挙式や披露宴は行いません。スタジオ撮影の他、屋外でのロケーション撮影もあります。リゾート地、観光スポット、ふたりの思い出スポットなど、特別なスポットでの撮影なども可能です。
さまざまなシチュエーションで写真撮影できることが大きな魅力。ほぼ写真撮影のみなので、こちらも自然に費用が安くなり、地味婚にしやすいスタイルです。
地味婚の費用相場
地味婚の費用は結婚式スタイルによって異なります。
少人数結婚式の場合、ゲストの人数にもよりますが、数十名規模なら100万円以下で行うことも可能です。また、会費制結婚式の場合もゲストの人数によるものの、大体100～200万円で行うケースが多いでしょう。そのほか、フォトウエディングは地味婚の中でも最も費用が安い傾向にあり、数万円から数十万円ほどで行うことが可能です。
一般的な結婚式の費用相場はおおよそ350万円以上と言われていますが、このように、ひとくちに結婚式といっても結婚式スタイルによってはかなり費用を抑えやすいといえます。
地味婚で後悔しないための注意点
地味婚には多くの魅力がありますが、やり方を間違うと後悔につながることもあります。ここでは、地味婚で後悔しないための注意点を解説。次に挙げるようなポイントを意識してみてください。
ゲストへのおもてなしの心を大切にする
招待するゲストにとってはやはり結婚式は特別な機会。ゲストへのおもてなしの心は大切にしたいものです。式や披露宴の規模が小さい、演出などが控えめでも、料理や引出物といったおもてなしを少し奮発すると、ゲストから喜ばれやすいでしょう。
地味にまとめるあまり、ゲストに退屈だと思われないような工夫が必要です。派手な演出などがない分、ゲストを楽しませるイベントを盛り込むなどの方法もあります。結婚式場スタッフに相談してみるのも良いですね。
両家の親の意見も聞いて話し合う
両家の親の意見もしっかり聞き、話し合うことが大切です。親は必ずしも地味婚に賛成してくれるとは限りません。年代によっては、ある程度の規模で結婚式を挙げるべきという考えの人も多いでしょう。また地域によっては、結婚式は盛大に行う文化がある場合も。
子どもの結婚式は親にとっても特別なものです。親がイメージする結婚式と、自分達の希望する地味婚に食い違いが発生することもあり得ます。地味婚を選んだ理由やメリットなどを伝え、理解してもらえるように努め、例え親と意見が分かれても、強引に結婚式の準備をすすめるのは避けましょう。
予算をかける部分と節約する部分のメリハリをつける
すべてを節約しようとせず、予算をかける部分とかけない部分のメリハリをつけることも大切です。地味婚に徹しようと、あれもこれもすべて節約すると失敗するリスクもあります。予算を抑えれば、どうしてもできることの幅は狭まるものです。また、自分達のやりたい内容より節約を優先してしまうと、後に結婚式を振り返った時、後悔が残ることもあります。
後悔しないためには、結婚式で何を大事にするかをしっかり考えて費用を抑える部分を把握することです。例えば装飾や演出は控えめにし、写真撮影はたっぷりするなど。これだけは妥協したくないというポイントがあるなら、そこは満足できるだけの費用をかけると良いでしょう。
まずはアルカンシエルへ相談を
撮影：アルカンシエル luxe mariage 大阪
結婚式への価値観や想いは人それぞれ。アルカンシエルではさまざまな結婚式をプロデュースしてきたプロのスタッフが、おふたりの希望を丁寧にヒアリングします。華やかな演出は恥ずかしい、シンプルな結婚式を挙げたいといったご希望も遠慮なくお聞かせください。
おふたりにとってのベストな形を一緒に考え、華やかな結婚式を強く推奨したりすることはありませんので、ご安心ください。また、「結婚式のイメージがわかなくて」というカップルにも、ブライダルフェアは気軽に参加しやすいと評判なので、ぜひデート代わりに足を運んでみてくださいね。
地味婚で自分達らしい結婚式を叶えよう
地味婚はささやかに結婚式を行いたい希望を叶えるウエディングスタイル。派手さはなくとも、ゲストへのおもてなしや自分達ならではのこだわりを大切にしながら、とっておきの結婚式をつくりたいカップルに適した結婚式と言えるでしょう。ぜひ地味婚について知識を深め、自分達らしい自然体の結婚式をプロデュースしてみてください。
もし結婚式を挙げたくないと考えているなら、次の記事もおすすめです。結婚式を省略する「ナシ婚」や、結婚式をやりたくない場合の対処法などについて詳しく解説しています。
