結婚式をやりたくない理由
結婚式をやりたくない理由は人によりさまざまですが、特によく見られる理由は次のようなものです。まずは、自分が、相手が、なぜ結婚式をやりたくないのか考えてみましょう。
目立つのが苦手
結婚式を実施する場合、新郎新婦はゲストに見守られながら前に立ち、挨拶やおもてなし、プログラムを行っていきます。人前に立って何かをしたり、目立ったりすることを恥ずかしいと感じ、苦手なため結婚式をしたくない…と思う人もいます。
別のことにお金を使いたい
結婚式には一般的にまとまった費用がかかりますが、その費用を別のことに使いたいと考える人もいます。例えば、新居の家具・家電を購入したい、新婚旅行を豪華にしたいなどです。また、将来の大きな出費(マイホーム、マイカー、子どもの教育費、老後資金など)を鑑みて、貯金しておきたいなどの考えもあります。
準備にかけられる時間がない
結婚式の準備にかける時間が十分に取れないため、結婚式をやりたくないというパターンもあります。結婚式を行うためには準備が必要です。ゲストのリストアップと招待状の用意、プログラムや演出の検討、挨拶・余興・2次会用意の依頼、衣裳選びなどが考えられます。準備することは多岐に渡り、ある程度ボリュームもあります。結婚式を行うからには、準備不足の状態は嫌だと思う人もいるでしょう。
ゲストに呼べる人が少ない
友達がいない、呼べるゲストが少ないのを気にして、結婚式をやりたくないというケースも見られます。結婚式のゲストとしては、親族・職場関係(上司・同僚)・友達などが考えられますが、両家の人数を合わせたいと希望する人も少なくありません。
しかし、新郎新婦のどちらか片方の友達が多く、もう片方は友達が少ない場合、人数に釣り合いがとれず結婚式にネガティブな気持ちをもってしまう人もいるでしょう。
結婚式をしないメリット・デメリット
結婚式をしないと決める前に、結婚式をしないメリット・デメリットを知っておくことも大切です。そして結婚式をしない場合に起こり得ることをイメージしてみてください。
メリット①費用や手間がかからない
結婚式をしないことで、結婚式の費用の節約ができます。また、結婚式の準備に時間を使わなくて良いため、結婚生活をゆっくりスタートできるでしょう。
メリット②ゲストに負担をかけない
結婚式をしない選択をした場合、ゲストに結婚式に列席してもらったり、ご祝儀をいただいたりといった、負担をかけることもありません。ゲストに対して心苦しく思う必要がないこともメリットです。またゲストとして誰を呼ぶか、呼ばないかで悩まずに済みます。
デメリット①まわりの理解を得られないことがある
結婚式は行うものと考える人の多い世代(親・親族など)もいるため、結婚式をしないことを納得してもらいにくい場合もあります。特に親は、子どもの結婚式を楽しみにしていることも多いものです。また、結婚式をしないと、親しい人に1度に結婚を報告できる場がなくなることから、個別に結婚報告を行う必要が新たに生じます。
デメリット②結婚の実感が湧きにくい・思い出が残らない
結婚式という区切りがないことで、結婚をした実感が湧きにくくなる可能性も。結婚式は事前準備も含めて大変な分、達成感が得られ、一生の思い出になります。結婚式を挙げないと、思い出が残らないという寂しさを感じるかもしれません。
結婚式をしない場合もやるべきこと
続いては、結婚式をするか否かにかかわらず、しておきたいことを紹介します。トラブルや後悔を招かないように、行うことを検討してみてください。
両家の顔合わせとなる場を設ける
結婚が決まったら、両家の顔合わせの場を設けましょう。結婚式の段取りの1つとして、打ち合わせもかねて両家顔合わせを行うのが一般的です。
なかには結婚式をしないなら、顔合わせは不要と考える人もいるかもしれません。しかし、結婚すれば両家は親族関係になります。食事会など両家がお互いを知り、交流を深める場は必要。親だけではなく、兄弟姉妹や祖父母など少し幅広く親族を集めるのも良いでしょう。
友人・親族・職場へ結婚報告する
結婚式をしない場合でも、友人・親族・職場への結婚報告は必須です。近しい間柄で結婚報告を怠ってしまうと、良くない印象につながる可能性もあります。また、職場は結婚によって手続き(扶養や手当など)が必要な場合もあるので、こちらもやはり報告を省いてはいけません。
結婚の記念となる思い出をつくる
結婚式の代わりに、結婚の記念となるような思い出をつくっておくことも大切です。結婚式をしないことで、区切りや記念の思い出を残せず、後悔するケースも少なくありません。
例えばふたりでフォトウエディングをするなども良いでしょう。フォトウエディングでは、結婚式の衣裳を着て、希望するロケーションで撮影ができます。形に残るので、後から思い出として振り返れます。
自分が結婚式をやりたくない場合の対処法
自分が結婚式をやりたくない場合は、パートナーとじっくり話し合いながら、方向性をすり合わせていくことが大切です。まず、自分が結婚式をやりたくない理由を相手に詳しく伝えます。理由がわからなければ、相手もやりたくないという気持ちを十分受け止められません。しっかり理由を理解してもらえれば、結婚式をやらないことを受け入れてもらえる可能性もあるでしょう。
また自分に結婚式をしたくない希望があるように、相手にもやりたいという希望があります。どちらかの意見を無理に通すのではなく、ここまでは譲れる、相手の希望に寄り添えるなど、ふたりで納得できる落としどころを探してみてください。
相手や親が結婚式をやりたくない場合の説得方法
自分は結婚式をやりたいと思っているものの、結婚相手や親がやりたくないと主張するケースも。ここではそのような場合の説得方法を紹介します。
結婚式を行うメリットを説明する
相手や親を説得する基本的な方法は、結婚式を行うことのメリットを詳しく説明することです。前述した結婚式を行わないデメリットは、そのまま結婚式を行うメリットにもなり得ます。
結婚という人生の大きな節目において区切りとなること、自分達と関わりのある人達への結婚報告が一気にできること、親やお世話になった人達に感謝の気持ちを伝えられることなどを伝えましょう。
やりたくない理由の解決方法を提案する
相手や親がなぜ結婚式をしたくないのか理由を聞き、解決策を検討するのも1つです。結婚式をやりたくない理由を解決できれば、気持ちに変化が表れるかもしれません。例えば、目立ちたくないなら、新郎新婦とゲストの距離感が少ないアットホームな雰囲気のウエディングを挙げるという方法もあります。
費用面が理由なら、少人数婚などコンパクトな規模のスタイルで費用を抑える方法も。準備に時間をかけられないのなら、結婚式場のサポートをフルに活用する、自分達で準備が少なく済むような結婚式の内容をアレンジするなどが考えられます。やりたくない理由の具体的な解決策を考え、提案してみましょう。
親しい人達への感謝を伝える場でもあることを説明する
結婚式には新郎新婦から結婚の報告をするとともに、ふたりの結婚を見守ってくれる大切な人達をおもてなしする目的もあります。親しい人達への感謝を伝える場でもあるという結婚式の主旨を伝え、ゲストのために結婚式を行おうと説明してみるのも1つです。
結婚式をやることに迷ったらアルカンシエルへ相談を
撮影:アルカンシエル横浜 luxe mariage
アルカンシエルは「感謝を、式のまんなかに。」をコンセプトに、今まで4万組以上の結婚式をつくってきました。家族やゲストへの感謝を伝えることに重きをおいたプランニングや受賞歴ある料理でのおもてなし が人気でクチコミサイトでは1位を獲得しています。
ブライダルフェアでは、カップル1組に対し専属プロデューサーが1人つき、おふたりの希望や疑問を丁寧にヒアリング。結婚式をやるかどうか自体を悩んでいる場合、不安があるなどの場合も、プロに相談・質問をすることで、思わぬ形で自分達の希望に合った結婚式を挙げられるかもしれません。ふたりにとってベストな方法を一緒に検討しますので、まずはご相談ください。もちろん、結婚式を挙げるよう強要するようなことはないので、安心してくださいね。
結婚式をやりたくないときはふたりで納得できる答えを見つけよう
結婚式をやるかやらないか、決めるのは結婚するふたりです。どちらかの意見を押し通すのではなく、ふたりが納得できるところを探すことが大切。結婚式をやるか悩んだときには、数多くの結婚式を見てきた結婚式場のプロに相談するのも有効な方法です。ぜひ、ふたりが気持ち良く結婚生活をスタートできるような答えを見つけましょう。