結婚式をする意味とは
結婚式とは夫婦となったふたりがこれからともに人生を歩む誓いを立てるセレモニーであり、お世話になった人達へお披露目をし、感謝の気持ちを伝えられる場でもあります。最初に結婚式をなぜやるのか、その意味を紹介します。
親・家族に感謝を伝えられる
結婚式を挙げる意味のひとつは、お世話になった親や家族への感謝の気持ちを伝える機会が得られることです。普段は気恥ずかしくてなかなか伝えることができない感謝の気持ちを手紙にして披露宴で読む、花束を贈呈するといった演出は、感動的な思い出として、ふたりの心にはもちろんゲストの心にも残るでしょう。
また、結婚式をしてウエディングドレス姿を見せること、成長した自分の姿をお披露目することは親孝行にもつながります。
友人や上司などお世話になった方へ感謝を伝えられる
親や家族以外にも人生の中でお世話になった人達に感謝の気持ちを伝えられる場でもあります。これまでお世話になった人達ひとりひとりに、感謝の気持ちを伝える機会を作るのはなかなか難しいもの。結婚式に招待しておもてなしをすれば、結婚報告だけではなく感謝の気持ちも伝えられます。
新たな人生に向かってけじめをつけられる
夫婦となってこれからふたりで新しい人生を歩むために、けじめをつける意味で結婚式を挙げる人もいます。結婚式を挙げたことで周囲から祝福され、夫婦の実感が湧き、新たな気持ちでスタートができるでしょう。また、これまでの自分の人生を振り返るきっかけにもなります。
結婚式を挙げるという夢を叶えられる
結婚式は夢や憧れを叶える場でもあります。例えば、真っ白なウエディングドレスを着たい、家族や周りの人に祝福されたいといった夢や憧れを持っている人もいるでしょう。結婚式は新郎新婦が主役になれる場でもあり、結婚式に夢や憧れを持っている人にとっては大きな価値があります。
結婚式と披露宴の違いは?セットで行うべき?
結婚式を挙げる意味を理解したところで、結婚式と披露宴の本来の意味の違いを説明します。本来の意味を知ることで、より結婚式への意識や想いが深くなるかもしれません。
結婚式とは「結婚を誓う儀式」
結婚式とは、ふたりが愛を誓い、夫婦となることを神様や参列者の前で表明する儀式のことです。なかでも、指輪の交換や誓いのキス、結婚証明書に署名をするなど、結婚の証として行うものです。なお、結婚式と混同されやすい「挙式」は「結婚式を挙げる」という意味です。
披露宴とは「新郎新婦のお披露目の場」
披露宴とは、結婚したことを周囲にお披露目するためのパーティのことで、新郎新婦のことをゲストに知ってもらうための場でもあります。儀式的な結婚式とは異なり、感謝の気持ちを込めて食事や演出でおもてなしをして、今後も夫婦としてのお付き合いをお願いする場でもあります。
結婚式=挙式+披露宴?
本来は上記のような意味になりますが、スタイルに決まりはありません。挙式と披露宴はセットで行うことも多いため、最近では「結婚式=挙式と披露宴を合わせたもの」として呼ぶことが一般的です。
ただし、挙式と披露宴はセットで行う必要はありません。「結婚式」の意味を広くとらえ、「挙式だけ」や「披露宴だけ」を「結婚式」と呼んでも良いでしょう。
結婚式と披露宴とは必ずセットで行うべき?
結婚式(挙式)と披露宴はセットで行うケースが多いので、結婚式だけを行うことはできないのかと悩んでしまうカップルもいるかもしれません。しかし、結婚式と披露宴は必ずしもセットで行わずとも良いとされています。
結婚式だけ・結婚式+親族のみでの食事会・海外などで近しい人だけの結婚式+1.5次会など、現代の結婚式のスタイルは多様化しています。それぞれにメリット・デメリットがあるので、ふたりで相談して、自分達に合ったスタイルのものを選びましょう。
結婚式をするメリットは?
結婚式を挙げることでふたりの絆がさらに強くなり、家族や周囲の人とのつながりも増え、結果として離婚率が低くなる傾向にあります。続いては結婚式をするメリットを紹介します。
離婚率が低くなる傾向がある
結婚式をしているカップルは、していないカップルより離婚率が低くなる傾向にあります。「
離婚に関する調査2016(リクルートブライダル総研調べ)」によれば、有配偶者の約9割が挙式しているのに比べ、離婚経験者は7割弱にとどまっています。結婚式を行うことで、ふたりの価値観をすり合わせる、家族が親しくなる、親族や友人を知ることができるといった機会を得ている割合が高くなります。結婚生活の中で大変な時でも、ふたりの親や、親戚・大切な友人に励まされ、ふたりで乗り越える力となるでしょう。
ふたりにとっての特別な思い出になる
ふたりにとっての特別な思い出になることも、結婚式を挙げる大きなメリットのひとつ。ふたりで力を合わせて準備をしたり、多くの人に祝福の言葉をもらったりしたことが、これから夫婦としてのふたりの人生を歩む中で幸せな思い出として残るでしょう。もし将来子どもをもったら、結婚式のエピソードを話してあげられるのも素敵ですね。
ふたりの絆がさらに強くなる
結婚式を挙げることでふたりの絆が強くなるというメリットもあります。結婚式までの準備を通し、いろいろなことを決める必要があり準備期間にたくさん悩むカップルは少なくありません。多忙の中、時間の調整をしたり、お互いの意見がすれ違っても話し合ってすり合わせをしたりと、大変なことを乗り越えた経験がふたりの絆を強くするでしょう。
ふたりを応援してくれる味方が増える
結婚式はふたりを応援してくれる味方を増やす機会でもあります。
披露宴ではゲストに対し、これからのサポートをお願いする挨拶をする場面もあります。参列ゲストの中には夫婦としての先輩も多いはず。これからの結婚生活では良いことだけでなく、困ったこと、不安なこともあるかもしれません。ゲストが「ふたりを応援したい」と思ってもらえる結婚式を挙げることで、味方を増やせるでしょう。
新しい人間関係のつながりができる
たくさんの人が一度に集まる結婚式は、新たな人間関係のつながりもできる場です。新郎新婦の両家はもちろん、友人や会社の同僚など普段顔を合わせない人達が集まる特別な機会です。お互いの家族や友人を紹介し合ったり、会話して交流したりできるかもしれません。
結婚式のスタイル4つ
結婚式のスタイルには、大きく分けて「教会式(キリスト教式)」「神前式」「仏前式」「人前式」の4つがあります。それぞれ解説していきます。
1、教会式(キリスト教式)
教会(チャペル)で挙式を執り行い、キリスト教の神様に結婚を誓う式のことです。教会の宗派によってはキリスト教徒のみを受け入れていますが、場所を選べばキリスト教徒でなくとも結婚式を挙げることが可能です。また、結婚式場やホテルにあるチャペルも、宗教にかかわらず利用することが可能です。教会式は、多くの花嫁が憧れ、人気も高いスタイルです。
2、神前式
神社や神殿で、神道の神様に結婚を誓う神前式は、神社の宮司が式を執り行います。一部の神社では、家同士のつながりを重んじるため参列者が親族のみに限定される場合もありますが、神殿が併設されている結婚式場・ホテルであれば問題ありません。新郎は紋付羽織袴、新婦は白無垢や色打掛などの和装をまとい、三三九度の杯を交わして契りを結ぶなど厳かな雰囲気で行われます。
3、仏前式
寺院(どちらかの家の菩提寺)の本殿、または自宅の仏壇前などで仏に結婚を誓う式です。挙式は僧侶が執り行います。親族のみ参列することが多く、仏前式の挙式を行える結婚式場やホテルの数は多くないので希望する場合は確認が必要です。祖先への結婚報告や仏への感謝とともに、来世までの巡り合わせを願います。
4、人前式
ほかの3つのスタイルと異なり、挙式する場所は特に決まっておりませんが、参列者の前で愛を誓う式のことです。宗教や挙式の内容、衣裳も定義がなく、自由な演出ができるのが魅力です。
結婚式で感謝を伝える演出
結婚式はゲストに感謝の気持ちを伝えておもてなしをする場でもあります。ここからは、感謝の気持ちを伝えられる結婚式の演出を紹介します。
親への手紙
披露宴の演出で親への感謝を伝えるために花嫁からの親への手紙を読むことがあります。普段はなかなか言えない感謝の気持ちを伝えられる特別な機会です。少し恥ずかしい気持ちもあるかもしれませんが、その分思い出に残るセレモニーにできます。手紙を渡される親はもちろん、周りで聞いているゲストも感動するでしょう。
ゲストへのメッセージ
遠いところから足を運んで参列してくれたゲストへの感謝の伝え方として、メッセージを残す演出も人気です。例えば席札の裏側にメッセージを残したり、エンドロールの映像にゲスト全員にメッセージを流したりと方法はさまざま。自分の大切な友人やお世話になった人達が一堂に集まる機会はなかなかないため、感謝の気持ちを伝える方法をじっくり検討しましょう。
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撮影:アルカンシエル luxe mariage 名古屋
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結婚式の意味を理解し、感謝の気持ちを伝えよう
結婚式を挙げる意味は人によってさまざまですが、家族やお世話になった人達に感謝の気持ちを伝えられることは大きな理由のひとつになりえます。結婚式を挙げることでふたりの絆が強くなり、応援してくれる味方を増やす機会にもできるでしょう。結婚式を挙げる意味を見つめ直し、ふたりらしくゲストに感謝の気持ちが伝えられる結婚式を検討してみませんか。