結婚式を挙げない「ナシ婚」をする前に。メリット・デメリットも紹介
ナシ婚とは、結婚式や披露宴を行わない結婚のこと。近年の社会情勢や結婚観の変化から、ナシ婚を選ぶ人も増えています。今回はナシ婚のメリット・デメリット、結婚〜報告の流れを紹介。ナシ婚を決める前によく考えて、自分達に合う結婚の形を選びましょう。
ナシ婚とは
ナシ婚とは、結婚式や披露宴を行わない結婚スタイルのこと。結婚観の多様化から、ナシ婚を選択するカップルも増えています。
ナシ婚のメリット
結婚式を挙げるまでにはさまざまな準備が必要ですが、ナシ婚にするということはその準備をしなくて済むということ。まずは、ナシ婚で得られるメリットを紹介します。
結婚式にまつわる費用が減る
ナシ婚は結婚式を行わないため、結婚式関連の費用を抑えられます。
ご祝儀があることを含めても、結婚式の費用は一定の金額がかかります。ナシ婚であれば結婚式にまつわる費用を抑えられるので、指輪や旅行、新生活に必要な家具など他のことに使えます。
結婚式の準備をしなくて済む
結婚式を挙げる場合、6ヵ月~1年前から準備をするパターンがよく見られます。仕事をしていると忙しく、結婚式の準備をする時間を確保するのが大変なこともあります。ナシ婚にすれば、準備をしなくて済むため身体的な負担が減るでしょう。
招待する人の負担が減る
結婚式ではゲストに予定を調整してもらい、ご祝儀も用意してもらうことになります。ナシ婚にすることで、こういった負担をかけなくて済むでしょう。また、余興の準備などをお願いすることなく済みます。
人間関係に悩まなくて済む
結婚式や披露宴は多くの親族を招待するケースが多くみられます。友人や会社の上司、同僚などをどこまで招待するか、人数はどのくらいでバランスをとるかなどを考えなければいけません。ナシ婚は結婚報告だけで済むので、招待する人のことで悩まなくて済みます。
ナシ婚のデメリット
ナシ婚にはさまざまなメリットがありますが、その反面デメリットもあります。ナシ婚についてしっかり理解しておくことで、自分達に最適な選択ができるでしょう。ここでは、ナシ婚のデメリットと対策法を紹介します。
親に晴れ姿を見せられない
結婚式で子どもの晴れ姿を見たいという親は多いもの。自分達では不要と感じていても、親孝行として結婚式を挙げておけばよかったと後悔する声もあります。また、月日が経つにつれ、ウエディングドレスやお色直しのカラードレス、白無垢などの衣裳を着ておけばよかったと後悔する人も見られます。
【対策法】 親ともしっかり話し合って、みんなが後悔しない選択をすることが大切です。盛大な結婚式を挙げることに抵抗がある場合は、少人数婚を選ぶのも良いでしょう。写真だけを残すフォトウエディングという方法もあります。
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周囲に感謝の気持ちを伝える機会がない
結婚式は周囲に感謝の気持ちを伝えられる場ですが、ナシ婚だとあらたまって伝える機会がなかなかありません。結婚式は、普段は恥ずかしくて言えない感謝の言葉を伝えられる良い機会でもあります。ナシ婚にすることで、改めて感謝を伝えられなかったという後悔が残る可能性があります。
【対策法】 少しコンパクトな結婚式として、少人数婚という選択をするのも1つ。その他、結婚式よりもカジュアルな食事会などを開き、親や大切な人と話す機会を作るのもおすすめです。
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結婚した実感が湧かない
ナシ婚は結婚届を提出するだけの結婚になり、結婚式や披露宴などのイベントがないため、結婚した実感が湧きにくいです。結婚式の思い出の写真やビデオなど、結婚の記念になるものもありません。そのため、思い出を振り返るものが残らないのが残念という人もいます。
【対策法】 会費制の結婚式や1.5次会を開くのがおすすめです。規模がややコンパクトで決め事も少ないことから、準備や手間を減らし、コストも抑えながら結婚式を挙げられます。
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ナシ婚をする場合の結婚~報告の流れ
ふたりで話し合ってナシ婚を選択した場合でも、結婚することには変わりないため、親への報告や顔合わせはきちんと行いましょう。ここでは、ナシ婚を選択した場合の結婚までの流れを紹介します。
①親へ結婚報告をする
ナシ婚であっても、結婚することを決めたら一番に自分達の親へ結婚報告を行いましょう。一般的には彼女の実家、次に彼氏の実家という順番に挨拶して結婚を認めてもらいます。
②入籍日を決める
誕生日や記念日、語呂合わせなど好きな日にちで入籍日を決めましょう。入籍によって苗字が変わる場合は、銀行や運転免許証などの変更が必要になります。変更手続きがスムーズにできるようスケジュールをしっかり組むことが大切です。
③婚約指輪・結婚指輪を用意する
ナシ婚を選択した人達にとって、婚約指輪や結婚指輪は結婚を実感させるものです。しかし、ナシ婚の場合は挙式までに指輪を準備する必要がないため、自分達が着け始めたい日までに用意すれば問題ありません。ただし、指輪は納品まで約1ヵ月~それ以上かかる場合もあるため、計画的な購入が必要です。
④結納・両家の顔合わせをする
お互いの親の親睦を深めるためにも、両家の顔合わせをすると良いでしょう。会場は落ち着いた料亭やレストランなどがおすすめ。食事代は新郎新婦が負担するケースが多く見られます。
結婚式を挙げなくても結納はしてほしいと考える親もいます。後々のトラブルを防ぐためにも、どのような顔合わせをするのかお互いの親としっかり話し合うことが大切です。
⑤親戚や友人に結婚報告をする
ナシ婚でも親戚や友人、職場の人などにきちんと報告することがマナーです。直接会って伝えたり、ハガキやメールなどを送ったり、SNSを活用したりなどの方法がありますが、関係性や相手の状況を考慮して伝えるのが無難です。その際、結婚の報告と併せて式を挙げないことも説明しましょう。
ナシ婚にするか結婚式を挙げるか悩んでいるなら
結婚式を挙げるかどうか悩んでいる場合は、ブライダルフェアで直接スタッフに悩みを相談してみると良いでしょう。経済的な理由や授かり婚、仕事が忙しいなど、さまざまな理由で諦める場合もあるかもしれません。しかし、ナシ婚にするつもりだったものの、実際に結婚式を挙げてみて良かったと思う人が多いのも事実です。
アルカンシエルでは、ブライダルフェアから専属プロデューサーが会場案内などの対応を丁寧に行っているほか、おふたりらしい最高の1日を創り上げるべく結婚式への想いをお伺いしております。
結婚式に関する悩みや疑問点についても気軽に質問できるため、自分達の予算や希望に合わせた式を挙げられるかもしれません。人生の節目である結婚を後悔しないためにも、しっかりと考えて選択をしてみてください。
アルカンシエルのブライダルフェアは、こちらからご予約いただけます。
自分達らしい結婚をするために。ナシ婚について考えよう
ナシ婚は大きな費用がかからない、準備する時間がかからない、招待する人へ気遣いをしなくて済むなどのメリットがあるのは事実です。しかし、結婚式や披露宴を行わないことで、後悔する場合もあるようです。結婚は人生における最大のイベントのひとつ。ふたりにとってベストな選択をするためにも「なんとなく」決めるのではなく、この記事を参考に、ナシ婚について考えてみましょう。