パパママ婚とは?意味と魅力からチェック
子どもも参加できて、みんなの思い出に残るパパママ婚。まずはパパママ婚とは何か、魅力とともに紹介します。
パパママ婚は子どもと一緒に挙げる結婚式
パパママ婚とは、子どもと一緒に挙げる結婚式のこと。「ファミリーウエディング」とも呼ばれます。パパママ婚を選ぶ理由や状況は人それぞれですが、以下が多く見受けられます。
<パパママ婚を選ぶ主な理由・状況>
- 妊娠をきっかけに入籍し、結婚式は出産後にした
- 出産後、生活が落ち着いたから
- 子どもがいる人が再婚した
- 入籍当初は結婚式に興味がなく見送ったが、出産後に興味を持った
また、最近はパパママ婚プランを提案する結婚式場が増加中です。それにより、パパママ婚に注目が集まっています。
パパママ婚には魅力がたっぷり
パパママ婚は子どもも参加できるので、家族みんなで思い出を作れます。3歳以上であれば、子どもにとっても親の結婚式に参加した素敵な経験に。また、子どもが参加することで結婚式がなごやかな雰囲気になるでしょう。
その他、招待した人達に子どものお披露目ができるのもパパママ婚の魅力です。
【年齢別】パパママ婚のおすすめ演出アイディア
パパママ婚をするのであれば、子どもが演出に加わった素敵な結婚式を挙げたいと考える人が多いはず。しかし、子どもができることは年齢によって異なります。そこでここでは、パパママ婚の演出アイディアを子どもの年齢別に紹介します。
0歳児
0歳児はまだ1人で動けないので、寝かしつけができれば手がかかりません。そのため、この時期にパパママ婚を挙げる人も多いようです。しかし0歳児は体力がなく、お昼寝の時間も長いため、長時間の参加は難しいでしょう。子どもを紹介するときだけなど、短時間の参加が理想です。その他、授乳・おむつ替えなどにも気を配ってくださいね。
<おすすめの演出アイディア>
- 抱っこして一緒に入場する
- フラワーシャワーを浴びる
- 新郎新婦で子どもを挟んで、子どもの頬にキスをする
1歳児
1歳になると歩けるようになる子が増えてくるので、一緒に歩いて入場できるようになります。
<おすすめの演出アイディア>
- 子どもと一緒に歩いて入場する
- 離乳食を食べ始めていれば、披露宴で一緒に食事をする
なお、子どもが歩くときに転ばないよう注意しましょう。パパママ婚を挙げる結婚式場は、段差をなくすなどの安全対策がされているところがおすすめです。
2~3歳児
2~3歳になると、多くの子が1人で歩けるようになってきます。「話す・歌う」といったこともできるようになるので、一緒に結婚式の演出を練習するのもおすすめです。
<おすすめの演出アイディア>
- リングボーイ・リングガールをする
- フラッグボーイ・フラッグガールをする
- 子どもから親に花束を渡す
- 招待した人に向けて挨拶する
4歳児
4歳になれば、会話をスムーズにできるようになったり、文字を書いたりする子も出てきます。親に向けて手紙を読んでもらうなど、高度な演出を任せることも可能になります。
<おすすめの演出アイディア>
- リングガール・リングボーイをする
- フラッグガール・フラッグボーイをする
- フラワーボーイ・フラワーガールをする
- 招待した人に向けて挨拶する
- 親への手紙を読む
- デザートを取り分けるときのお手伝いをする
また、4歳になると衣裳も大人と同じようなデザインのものを着用できるようになります。親と子どもで合わせたコーディネートも素敵ですね。
パパママ婚を挙げる式場選びのポイント
パパママ婚を挙げるとき、どのような結婚式場を選べば良いか紹介します。打ち合わせから当日の対応まで、注意しておきたいポイントを確認しましょう。
打ち合わせは子連れOKか
結婚式の打ち合わせに行く際、親や知人に子どもを預けられないこともあるはずです。そのようなときは子どもと一緒に参加可能か、事前に確認しておきましょう。打ち合わせをする場所に個室がある結婚式場であれば、なお安心です。
また、なかには打ち合わせ中、キッズスペースで子どもを預かってくれる結婚式場もあります。
託児所や授乳・おむつスペースがあるか
子どもが0歳のときに結婚式を挙げる場合、長時間の参加は難しいもの。そのため、託児所など子どもの面倒を見てくれるサービスを提供している結婚式場を選ぶと安心です。また、子どもが小さいと授乳やおむつ替えも必要なため、式場内にできる場所があるか事前に確認することも大切です。
離乳食・お子様メニューに対応できるか
1歳は離乳食、2~3歳は普通食が食べられるようになります。結婚式場を選ぶ際は、年齢に合わせて子ども用の食事を提供してくれるか確認しましょう。離乳食が必要な場合、市販品であれば持ち込み可能な式場もあります。
パパママ婚に関するよくあるQ&A
パパママ婚に関する疑問を解決すべく、衣裳から子どもの緊急時の対応まで、よくあるQ&Aを紹介します。気になる点を解消していきましょう。
結婚式場の見学は子どもと一緒でも大丈夫?
今は子連れ歓迎の結婚式場が増えていますので、見学やブライダルフェアは子どもと一緒に参加しても問題ありません。むしろ、子どもを雰囲気に慣れさせるためにも、連れて行った方が良いでしょう。そのときに、結婚式場の子どもへの対応も分かります。
とはいえ、子連れの参加を歓迎するかは結婚式場によって異なりますので、念のため見学前に問い合わせた方が安心です。また、見学やブライダルフェアは時間がある程度かかるため、子どものおもちゃやお菓子を持参して臨むことをおすすめします。
出産後の体形に合うおすすめのドレスは?
出産後、体型の悩みで多いお腹まわりが気になる場合は、ウエストラインが高く、お腹のシルエットが隠れるAラインドレスがおすすめ。体への締め付けが少なく、授乳中の人にもぴったりです。
二の腕が気になる人は、袖で腕を細く見せる効果があるオフショルダードレスがおすすめです。上半身をカバーしてくれる、レースのボレロをドレスに合わせるのも良いでしょう。逆に痩せすぎてしまったことが気になる人は、マーメイドラインのドレスだと細さを活かして美しく魅せられますよ。
なお、結婚式中に授乳が必要なのであれば和装は避けた方が無難です。
子どもの衣裳はどうすれば良い?
パパママ婚だからこそ家族でお揃いにする、演出の一環として子どもに着ぐるみを着せるなど、いろいろなアイディアが浮かびます。しかし最も大事なことは、子どもが結婚式中に脱ぎたがらないよう、気に入ったものを着せることです。例えば、シンプルな衣裳で色合いを合わせたり、ブーケとリンクさせた花冠をつけたりするのも素敵ですね。
<シンプルな衣裳の例>
- 男の子:黒パンツに白ポロシャツ
- 女の子:リボンやフリルの白ワンピース
なお、結婚式場によっては子ども用の衣裳が少ないこともあります。自分達で衣裳を用意する場合は、持ち込みが可能かあらかじめ確認しておきましょう。
結婚式当日、子どもの面倒は見てもらえるの?
結婚式場がベビーシッターを用意しているのであれば、その人に子どもを任せましょう。ベビーシッターは子どもの扱いに慣れています。どのタイミングで、どのようにお世話すれば良いか把握しているので、心配は不要です。
ベビーシッターがいない場合は、身内に頼むことになります。新郎新婦の親は挨拶まわりで忙しいこともあるため、兄弟や親戚など、親以外の誰かに頼むと安心です。ただし、身内でも親しくなければ心づけの準備をしておきます。
子どもが泣いてしまったらどうしたら良い?
子どもが緊張して泣いてしまった場合のことを、事前に決めておく必要があります。子どもが懐いている人がいれば、その人にお願いして一緒に一時退出してもらいます。そのシチュエーションを想定して、退出後に向かうスペースの確認と、子どものお気に入りのおもちゃを用意することを忘れずに。
また、心配であればプロのベビーシッターにお願いする方法も検討してみてくださいね。
パパママ婚の準備をスムーズに進めるコツ
子どもがいると、結婚式の準備にゆっくり取りかかれないものです。そんなときでも結婚式の準備をスムーズに進めるコツを紹介します。
夫婦で役割を完全分担する
結婚式の準備は女性側の負担が大きくなってしまうことも。負担を軽減するため、パートナーに「いつまでに何をしてほしいか」をはっきり伝えましょう。招待状やお花などは自分、席次表やムービーは夫など、役割を夫婦で完全分担すると準備がスムーズに進みます。
妊娠中に準備を進めておく
出産後に結婚式を挙げる場合、子どもが生まれてから準備をするのは大変です。できれば、妊娠中から少しずつ準備を進めておくのが理想です。ただし、妊娠中は疲れやすかったり、つわりやむくみで動けなくなったりする人もいるので無理は禁物です。
また、妊娠初期は体調が安定しません。後期はお腹が大きくなるので、結婚式の準備は安定期の5~8ヵ月目にすると良いでしょう。どんなときも、妊娠中は体調に気を付けながら無理なく準備を進めてくださいね。
大切な人達に感謝を伝えるパパママ婚を成功させよう!
パパママ婚を挙げる際は、準備や演出を工夫するのがおすすめです。一緒に入場したり、指輪を持ってきてもらったり、子どもが参加する演出を取り入れてはいかがでしょうか。思い出に残る素敵な結婚式を挙げて、大切な人達に感謝の気持ちを伝えましょう。