結婚式のコンセプトを決めて統一感を。テーマとの違いやメリットを紹介
結婚式のコンセプトとは、ふたりが伝えたいテーマを実現するための方法や枠組みとなるものです。テーマだけでなくコンセプトを決めることで、ふたりらしいオリジナリティのある結婚式が叶います。今回は結婚式のコンセプトについて、テーマとの違いやメリット、上手な決め方、コンセプトを実現するための秘訣も紹介します。
結婚式のテーマとコンセプトの違いとは?
テーマとは「その人がその企画を通じて伝えたいお題・主旨」のことで、基本的に1つ決めます。
- 「○○という映画の世界」がテーマのテーマパーク
- 「自然と共存する」がテーマの家
- 「オムライスの作り方」がテーマの動画
そしてコンセプトとは「テーマを伝える・解決するための企画、方向性」を意味します。1つのテーマから、複数のコンセプトが生まれることもあります。
- 「○○という映画の世界」を実現するため、「映画の中に迷い込んだような体験ができる」「映画の主人公と一緒に冒険しているような気分になれる」がコンセプトのアトラクションを作る
- 「自然と共存する」を実現するため、「自然素材を使う」「太陽光発電を取り入れる」がコンセプトの家を作る
- 「オムライスの作り方」を伝えるため、「自宅でシェフの味を再現!トロトロオムライス」「電子レンジで5分で作れる簡単オムライス」がコンセプトの動画を作る
結婚式の場合、テーマは「結婚式を通してゲストに伝えたいメッセージ」、コンセプトは「どんな方法で伝えるか」を指します。
<例1>ふたりの思い出の場所「ハワイ」の空気をゲストとシェアしたい場合
「1日ハワイ旅行」をテーマに、「ハワイのビーチ」がコンセプトの音楽、「ハワイの花」がコンセプトの会場装花、「ハワイのカジュアルレストラン」がコンセプトの料理で揃えるなど
<例2>普段のようにリラックスしてゲストに感謝を伝えたい場合
「ナチュラル&自然体」をテーマに、ナチュラル感たっぷりな「グリーン×ホワイト」の装飾と装花、「自然体のふたり」がコンセプトのミニマルな衣裳などを用意するなど
<例3>これまで自分達へバトンをつないできてくれたすべての人へ感謝を伝えたい場合
「感謝を未来へと繋ぐ」をテーマとし、「家族の絆を繋ぐ」をコンセプトに、母のヴェールダウン、父のエスコートを経て新郎の元へ向かう、「未来へ繋ぐ」をコンセプトに、招待状に生まれてくる子どもの名前を募集するカードを入れるなど
結婚式のコンセプトを決めるメリット
コンセプトを決めることにより、ふたりのオリジナリティ溢れる結婚式が叶います。またアイテム選びがスムーズになる、会場全体の統一感が増すのも嬉しいポイントです。ここでは、結婚式のコンセプトを決めるメリットを紹介します。
ふたりらしさを演出できる
結婚式のコンセプトを決めることで、ふたりらしさを演出しやすくなります。想いや気持ちがより強くゲストに伝わり、ふたりならではのスペシャル感をゲストにも楽しんでもらえるでしょう。
結婚式に統一感が生まれる
コンセプトに沿って装飾や演出に使うアイテムをアレンジすると、会場全体にまとまりが生まれます。テーマだけでは人によって捉え方がズレやすく、ペーパーアイテムはシックなのに、ドレスはガーリーになってしまったというケースも。統一感が出ることで、簡単におしゃれな雰囲気も作れます。
ゲストに印象を強く残せる
ふたりの想いや気持ちのこもったコンセプトで統一することで、ゲストの心に残りやすいのもメリットです。他とは一味違った演出は、ゲストの記憶にも特別な印象を残すでしょう。
アイテムや演出選びがスムーズ
コンセプトが決まっていると、アイテムや演出を選びやすくなります。招待状を始め、ウエルカムスペースや会場の装飾・装花、引出物など結婚式で準備するものはたくさんあります。新郎新婦の衣裳や演出の内容も決めなければなりません。これらをスムーズに決めるためにも、コンセプトは大切です。
結婚式のコンセプトの上手な決め方│5つのステップ
まず始めに結婚式全体のテーマを決め、そこからキーワード・テイスト・カラー・モチーフなどのそれぞれのコンセプトを考えていきましょう。ここでは結婚式のコンセプトの上手な決め方を解説します。
ステップ1. 結婚式のテーマを決める
まずはコンセプトの元となる、結婚式のテーマを決めます。テーマを決めるには、どんな結婚式にしたいかを考えると良いでしょう。例えば、ナチュラルな結婚式にしたい、感謝を伝える結婚式にしたいなど、ふたりが結婚式にかける想いからテーマを選んでみてください。
結婚式のテーマの決め方は、こちらの記事で詳しく説明しています。
ステップ2. 結婚式のキーワードを決める
テーマが決まったら、結婚式のキーワードを考えてみましょう。結婚式でふたりが大切にしたい言葉、ゲストに伝えたい言葉を思い浮かべてみてください。思いつかない時は、ふたりの好きなこと、思い出や趣味を振り返りながら話し合うのがおすすめです。
ステップ3. テイストを決める
テーマやキーワードから、結婚式のテイストを決めていきます。結婚式のテイストはナチュラル・スタイリッシュ・アットホーム・クラシカル・ポップ・モード・エレガントなどさまざまありますが、ふたりの想いを表現できるものを選びましょう。テイストが具体的になると、装飾やアイテムのコンセプトも決めやすくなります。
ステップ4. カラーを決める
テーマやテイストから、結婚式の装飾などに取り入れるカラーを決めます。カラーを統一すると、会場全体にまとまりが生まれます。ペーパーアイテムやテーブル装飾などの小物も同じカラーで揃えると、一気におしゃれな雰囲気に。ゴールド×ブルーといったように、何色かを組み合わせるのもおすすめです。
ステップ5. モチーフを決める
ふたりらしさを演出しやすいモチーフも、テーマを元にコンセプトを決めるとアイディアが湧きやすいです。自然がテーマであれば星や雪、ふたりの思い出の国がテーマならその国から連想される植物や動物などが取り入れやすいです。ふたりのロゴを考えるのも良いでしょう。装飾やペーパーアイテム、ウエルカムボードのワンポイントにも活用できます。
結婚式のコンセプトを実現させる秘訣
ふたりが決めたコンセプトを実現するには、結婚式場のプロデューサーとのすり合わせが欠かせません。同時に、必要な準備は計画的に進めていきましょう。最後に結婚式のコンセプトを実現させる秘訣を紹介します。
早めにプロデューサーとイメージを共有する
なるべく早い段階で結婚式場のプロデューサーとイメージを共有しておきましょう。まだ悩んでいる段階でも、プロの視点で的確なアドバイスをもらえます。既に決まっている場合は、より良くなるような新たな提案がもらえるでしょう。プロに相談することでイメージがはっきりし、理想の結婚式を叶えやすくなります。
結婚式場に持ち込みできるものを確認する
ふたりらしい世界観を作り上げるためには、コンセプトに合ったアイテムが必要です。結婚式場にあるものでコンセプトを表現できない場合は、自分達で持ち込みすることになります。ただし、結婚式場によっては持ち込み不可だったり、持ち込み料がかかったりするものもあるので、使いたいアイテムがあれば事前にプロデューサーに相談しておきましょう。
DIYは計画的に進める
アイテムを手作りする場合は、「To Do リスト」を作ると計画的に進められます。本格的な打ち合わせが始まると忙しくなるので、なるべく早めに始めるのが理想です。何を作るのか・いつまでにやるのか・誰がやるのかがわかるようにリスト化しておくと、うっかり忘れてしまうことも防げて、作業効率がアップします。
アルカンシエルはふたりらしい結婚式をお手伝い
アルカンシエルでは、プロフェッショナルなスタッフがおふたりらしい結婚式が叶う提案をします。おふたりの気持ちに寄り添い、後悔のない最高な1日になるようお手伝いします。コンセプト決めで悩んだら、ぜひスタッフに相談してみてください。
ふたりらしいコンセプトを決めて思い出に残る結婚式を叶えよう
ふたりらしい結婚式を実現するために必要なのがコンセプト。テーマだけでなくコンセプトも決めておくと、枠組みがしっかり見えてふたりが想い描く結婚式が叶いやすくなります。またコンセプトを決めることで、装飾や演出がスムーズに決まるのもメリットです。ふたりが決めたコンセプトを実現するには、結婚式場との連携が欠かせないため、迷ったらスタッフに相談しましょう。ふたりらしいコンセプトを選んで、印象に深く残る結婚式を叶えてくださいね。